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趣味も仕事も、本気で楽しむオトコのブログ

永遠にアクセスが集まらない駄目ブログの5つのパターン

タイプライター

僕は、個人の発信力というものを信頼しているので、個人ブログをよく読む。

スポンサーついていたり、マニュアル通りの記事を書いたりする企業ブログよりも、個人ブログの方がよほど参考になることが多い。
特に、モノを買おうとした場合、企業ブログが取り扱うモノはスポンサー優先で客観性が無いし、悪く評価することはない。一方で、個人ブログであれば失敗談含めて、感想が正直に書かれている。
このように個人ブログ(個人が発信する情報)というのは、いつの時代でも価値を失わないものだと思っている。

一方で、個人ブログを全面的に信頼しているかと言われればそうではない。参考にならないブログも多くある。そのため、日頃から多くのブログを読むようにしている。
そうすると、明らかにアクセスが集まらないであろう駄目ブログに頻繁に出会う。(むしろ、有用なブログよりも駄目ブログの方が多いのだが)

今日は、僕が今までに見た駄目ブログを5パターンにまとめてみたので、紹介したい。
ブログを運営しているのであれば、自分のブログを見直す参考になれば幸いだ。

パターン1.カタログブログ

アフィリエイト広告をただ貼り付けただけのブログ。個人的に、このパターンが一番見ていて不快だ。
「お金を稼ぎたい」という気持ちだけが全面に出ているにも関わらず、当事者はほとんど何の努力もしていないパターン。

ただの商品羅列だけなら直接アマゾンや楽天で買い物をするし、よっぽどレコメンド機能も優れている。
読者の気持ちを考えた時、このようなただ単に商品を羅列するだけの個人ブログ記事を敢えて見る動機はあるだろうか。

パターン2.日記ブログ

有名人の日記でなければ、興味が沸く訳がない。

「今日は友達とディズニーランドに行ってきました」というブログでは誰も興味がないので、例えば「1日で全ての隠れミッキーと写真を撮った立ち回りを紹介」とか「1日でディズニーランドのショーを最も堪能できるルートがついに確定した」とか、少しでも個性があるだけで記事は圧倒的に面白くなる。

パターン3.結論を言わない中途半端ブログ

「かもしれない」「と思われる」「だそうです」等、結論が中途半端なブログは読んでいて消化不良を起こす。誰かの受け売り文章であれば、オリジナルを読む。
結局、書いた人が何を考え、何を言いたいのかハッキリしないブログは読む気がしない。

パターン4.ご飯やスイーツの写真ブログ

日記ブログと同じ。有名人でなければ、興味が沸かない。

例えば、「500円以下のランチだけしか紹介しないブログ」とか「日本全国のソフトクリームを制覇するまで食べ歩くブログ」とか、個性的で突き抜けたテーマのブログであれば注目されやすい。

パターン5.無個性ブログ

日記や写真ブログとも共通するが、個性がなければ埋もれてしまう。

テーマ選びも去ることながら、深い考察、分かりやすい文章、的確な指摘など、何でも良いので「誰にもマネできない個性」が無ければ、そのブログには永遠にアクセスは集まらない。

way

まとめ

結局のところ、自分がブログ読者の立場になった時、そのブログを読みたくなるかという観点でブログを見直すだけだ。
無数に存在するブログの中から、敢えて自分のブログを選んでもらう理由が無ければ、永遠にアクセスは集まらない。
ブログをメディア資産の一つとして考えたいのであれば、その価値を最大化するために「個性化」すること、つまりあなただけしか提供できない情報を提供するように記事を書くことが何よりも大切なのである。
よく、「1日1記事以上書く」などという記事も見かけるが、無個性で低品質な記事を毎日書くよりも、そのパワーポイントを一週間分つぎ込んで1週間1つの記事を書いたほうがよほど効果的だ。
もしあなたがアクセスに伸び悩んでいるようなら、今一度自分のブログが今回紹介しているパターンに陥っていないか見直してみよう。

【選挙論】未来志向の政治にするために、一票に重みを加えてはどうかという考察【実質的な一票の平等】

現状の世代別投票率

以下は、2014年12月14日に行われた、第47回衆議院議員総選挙の投票率を求めた総務省のサンプル結果である。

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これを見ると、若い世代は選挙に参加しておらず、高齢世代ほど選挙に参加していることが分かる。
これをもう少し意味を持たせてまとめてみると次の表になる。

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このようにまとめてみてまず感じたのは、「今の政治が、決して国民の声を反映したものではない」ということだ。

自分が政治家だったら、どこに呼びかけるのが一番得票できると思うだろうか。
間違いなく、「55~64歳の老後を考える世代」と「65歳以上の年金受給世代」へ呼びかけることが一番効率よく票をあつめることができそうなのは、想像に難しくない。

この中で、「年金カット」「福祉カット」を叫び、「若い世代へ」と言っても、政治家になるための票が集まらない。
「若い世代へ」と叫ぶ候補者はいるが、高齢世代を敵に回すようなことまで叫ぶ候補者は存在しない。

しかし、今の日本の現状、そして今の状態で迎える日本の将来では、皆年金や福祉を維持したまま、若い世代への税金投資を充実することは到底無理なのだ。

税金投資の優先順位は、高齢者より若者であるべきなのに。

若い人(働く世代)が増えるから税収が増え、従って福祉へ投資できる。
今の出生率で行けば人口は減り続けることは明らかである(すなわち税収源が減っていく)のに、なぜ福祉の充実を叫ぶのか。
真に福祉を充実したいのであれば、まず労働人口を如何に増加させるかを議論すべきである。(増税や定年を延長することは、目先の解決にしかなっていない)

それなのになぜ高齢世代へ、つまり年金や福祉へ税金がどんどん投下されていくのか。
それは、政治家が票を集めるためである。

誰の一票であっても、一票は一票。
一票に差が無いのであれば、年金や福祉政策がダイレクトに生活に影響する世代、そして選挙に熱心である世代、つまり高齢者世代から票を集めようとするのは、政治家にとって当然の動機だ。
いくら日本を良くしようと思っても、政治家にならなければそのスタートにも立てない。だから票を集める。高齢者の方が票を集めやすい。高齢者向けの政策を充実せざるを得ない。年金や福祉を削れない。この悪循環である。

年金や福祉が充実するのは良いことだと思う。
何も、年金や福祉を削れというのではない。
年金や福祉を充実させるために、「今」は一旦削って、労働世代や子育て世代へ集中的に投資すべきだと思うのだ。少なくとも、預貯金が数千万もある高齢者に年金を支給する必要はない。ただちに年金を廃止して生活保護に切り替えるべき。そうすれば預貯金が一定額以下になれば生活保護を申請できる。「皆年金」という考え方自体が今の時代に全く符合しないのは、誰もが気付いているはずだ。せっかくマイナンバーがあるのだから、国民の財産を全部照会すれば一発で解決できる環境である。
そうすることで、税収は増えるので、年金や福祉など生活のセーフティネットへ投資することができる。

※池上彰さんのが書いたこの本は、選挙の本質がとても平易に表現されており、選挙について今さら聞けないようなことを勉強するには最適。

池上彰の選挙と政治がゼロからわかる本 (河出文庫)

池上彰の選挙と政治がゼロからわかる本 (河出文庫)

18歳の一票と80歳の一票を同数でカウントすることは、実質的に不平等ではないか。

仮に日本の平均寿命を85歳で見た場合、これから67年生きていく18歳の若者と、あと5年生きる80歳の高齢者では、若者の方が政策の影響を大きく受けるのは明らかだ。
どの世代でも同じ一票を持たせるということが、本質的な意味で平等であるのだろうか。

国の将来への道となる政策を考える上で、主たる対象は若者層、つまり日本の未来でなければならない。そうでなければ近視眼的な政策(増税や皆年金を維持しつつ支給額を微減する等)しか生まれてこない。つまり、とりあえず向こう数年船を漕ぐだけの政策だ。
言わずもがな、これからの日本は高齢者は増え、若者は減り、超高齢者社会へ突入していく。年金と福祉の財源となりうる税収源が減っていくにも関わらず、税金の投入先は増えていく一方だ。
日本は当の昔に、危険水準を超えている。このことに本気で着手する政治家が生まれない限り、日本はギリシャと同じように必ず破綻する。
しかし、高齢者の福祉や年金を減らすと票が集まらないので、増税することで一時を乗り切るしかなのが現状である。

こんな場当たり的な政策が未来永劫続くわけはないし、そのことは政治家も官僚も承知している。しかし、今の政治を選んでいるマジョリティが高齢者であるため、高齢者寄りの政策になっても仕方ないし、当然のことだ。

だったら若者が選挙へ行けばいい、というのは大人の暴論であると思う。
今では18歳から選挙権が与えられているが、目の前の勉強や仕事、生活で精一杯の彼らが選挙にどれだけ本気で向き合えるだろう。
それに、高齢者向けの政策しか唱えない政治に、期待を抱き、興味を持てというのは大人の論理だと思う。
若い世代が選挙に行かないのは、今の選挙制度の問題、つまりは先人や大人たちの責任なのだと思う。

日本の政策を、未来志向にするために。

政治家の興味を若者に向けるため、一票に変数を加えてはどうだろうか。
例えば、18歳は1票×2.0、70歳は一票×0.5にすると、政治家は18歳から票を集めることだけを考えるはずだ。

  • 18~39歳は一票×2.0
  • 40~54歳は一票×1.5
  • 55~64歳は一票×1.0
  • 65歳以降は一票×0.5

国民の声を反映するのが選挙であり政治であるのであれば、将来を考えた上で反映させるべき国民の声となる世代に重みをつけるのは、至極当然のことのように思える。

変数のレンジは感覚で言っているので、適正な変数には分析が必要であるのは付言しておくが、いずれにしてもこのような考えで変数を加えることで一気に政策が未来志向に変わるはずだ。

そして政策は、教育に向けられ、育児に充てられる。
幼児教育から大学教育までが無償で提供される。子育て世代には、育児手当が実額相当支給され、出産にかかる医療費は無料となり、出産一時金は100万円単位で支給される。
子供が増え、労働力が増えていくので、課税を減らしても国の税収も増える。増えた税収で、また皆年金と充実した福祉を実現させる。

国民が抱く日本の将来像が明るいものとなるからこそ、政治は意味があるのだ。
今の国民は、何となく閉塞感を持って生活しているように見える。

本質的な意味で、一票に一票の価値を持たせるよう選挙制度を改革すれば、日本が抱える諸問題を根本から全て一気に解決できるのではないかと思う。


冒頭で示した投票率サンプルに、変数を加えてみると以下の表になる。(20~24世代も2.0としてみた)
こうすると、候補者は20~54歳の票を取りにいくので、唱える政策も間違いなく現役世代へ向けた政策になってくるはずである。かといって、老後世代を無視した政策にしたところで、将来老後を迎える現役世代の有権者から支持される訳はないので、年金や福祉問題に焦点が当たらないことはない。
これで、一気に日本が未来志向になる気がする。

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仕事で成果を出すための「8つのルール」【ビジネス編】

朝日

前回、仕事で成果を出すための8つのルール【生活習慣編】を紹介した。
www.overwrite-save.com

今回は前回に続き、仕事で成果を出すための8つのルール【ビジネス編】を紹介したいと思う。

サラリーマンにとって、多くの時間を拘束される勤務時間であるが、ただただ根詰めて仕事に取り組むだけが仕事ではない。
ひたすら仕事に打ち込むだけでは、視野が狭くなってしまい、柔軟な考えが閃かず、ただ作業として処理するだけという、生産性の低い仕事になってしまう。

会社での過ごし方や仕事の取り組み方一つで、一気に仕事が前進し、大きな成果に繋がることは間違いない。
今日は、大きな仕事の成果につながるための、ビジネスをする上で必要なほんの少しの心掛けるについて紹介していきたい。

1.きちんと明るく大きな声で挨拶をする

挨拶は基本中の基本。明るく大きな声で挨拶をするだけで、自分自身が1日気持ち良く過ごすことができる。
挨拶をされて嫌な人はいない。もしも、あなたの環境で明るく挨拶をする習慣がなかったとしても、あなたが明るく挨拶をすることで少しずつ挨拶が定着していくはずだ。周りに流されず、明るく大きな声で挨拶を続けよう。

2.もっと楽する方法を考える

組織が大きくなればなるほど、何故か無駄な仕事が増えてくる。同じ意味の仕事を複数の部門が実施したり、よく考えれば全く意味の無い印鑑を求められたりする。多くの人が多くの思惑を持って動くで一定程度はやむを得ない部分はあるのだが、「その仕事、本当に意味ある?」を常に考え、仕事を効率化できないか考えよう。

3.常に「エンドユーザ」のために仕事をしよう

仕事をしていると目的を見失ってしまい、とにかく目の前の処理に忙殺されることも多い。
しかし、よく考えると、一体誰のための仕事なのかよく分からないことも多い。多くの部署の人や、上司等とディスカッションをした時に行き詰ることもしばしば発生と思うが、そんな時こそ「エンドユーザのために一番良いのは何か」という目的へ立ち戻る癖をつけよう。
エンドユーザの利益と、自分の利益が対立した場合(エンドユーザのために、自分のチームの企画をボツにするようなケース)であっても、なんの躊躇無くエンドユーザの利益を選択できる人が、結局最後まで生き残る。
答えは、エンドユーザだけが知っているのだから。

4.人の話を最後まで聞く

仕事ができない人のほとんどは、人の話を最後まで聞かない。仕事ができる人は、人の話をきちんと最後まで聞く。
話を最後まで聞かなければ、発言の真意や、その人の能力も十分に理解することができないし、良好なコミュニケーションを取ることができない。自分の考え方を押し付けるのではなく、相手が何を考えているのか発言させるように促すべきだ。
自分の考えを発言するのは、一番最後でなければいけない。

朝食

5.できる理由を考える

人は、今までのやり方を変えられることに抵抗する。変化を嫌う。
そのため、企画案について議論をはじめると、なんだかんだと難癖をつけて企画が前にすすまないことが多々起こる。できない理由を考えるのは、仕事ができない人が考える常套手段で、頭を使っているようで何も考えずに済む一番簡単な方法なのだ。
「どうやったらできるか」を常に考えよう。

6.秘密にしない

仕事のやり方、取引先との人脈、スケジュール等、仕事ができない人ほど情報を秘密にしたがる。自分だけが知っているということに優越感を覚えるのだろうが、会社にとっては足枷でしかない。
自分の持っている情報が可能な限り全て共有しよう。(顧客情報やインサイダー情報等は、ルールに従うべきであることは言うまでもない)
情報を共有するという環境にあれば、他の人の情報も共有されるので、自分の知らないことを知ることができるし、情報格差による弊害(知らない人に一から教えなければ先に進めない等)もなくなる。
仕事に有益な情報を他の人も使えることで、チームとしてのアウトプットは早く仕上がるし、質も高くなる。

7.謙虚でいる

昇進して部下を持ったり、後輩を持つようになると、急に態度が大きくなり見下した言い方をする人もいる。
仕事は、みんなで協力しなければ進まない。気持ちよく他人の協力を得るためには、相手に「協力したい」と自然に思ってもらえる関係構築が必要だ。
そのためには、必要以上に謙虚な態度でいることが大切である。部下であっても先輩には敬語を使うべきだし、後輩に対してもフラットな関係を築こうとするならば意識的には謙虚である位がちょうど良い。一目置かれたいなら、言葉や態度ではなく、仕事でみせつけよう。

8.変化に気付く
他人の変化に気付くということは、周囲と良好なコミュニケーションを取る上で最も有効じゃないかと思っている。
例えば、髪型を変えた、バッグや靴を変えた等、見た目に分かりやすいことはもちろん、いつもより仕事が早くなった、意見を多く言うようになった等、仕事に対する取り組みにしても、その変化に気付き一言声をかけるだけで、一気にコミュニケーションが良くなる。
また、最近休みがち、顔色が暗い等、ネガティブな変化であっても「何かあった?いつでも相談していいからね」等の声掛けをするだけで、職場の環境は良くなる。
いつも見ている、興味があるということを態度で示すことは、お互いにとても良い影響を及ぼす。
しかし、勘違いして執拗に変化を指摘する等、セクハラや嫌がらせに繋がるようなことは絶対にしてはいけない。カジュアルに軽く声を掛けることが大切だ。

仕事で成果を出すための「8つのルール」【生活習慣編】

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社会人にとって、仕事で大きな成果を出すのはとても大切だ。
決して、たくさん残業したり、自分を追い詰めたり、家族を犠牲にすることでは大きな成果は得られない。仕事を楽しむことが大きな成果への近道だ。
そのためには、身体も心も共に充実した状態である必要がある。充実した状態で過ごすためには、日頃のちょっとした意識や心掛け次第で想像以上の効果を得られるものだ。

今までの経験の中で僕が心掛けている「充実した心身のための生活習慣」ついてまとめてみたので紹介したい。心掛けると言っても、習慣化してしまえば普段何かを意識する必要はないので、何も難しいルールは一つもない。

仕事に行き詰っている人、成果が出ず悩んでいる人は、多くの場合生活習慣を改善することで不思議と仕事も改善される。是非、今回紹介するルールを参考に生活習慣を見直してみてはいかがだろうか。

1.定期的に(習慣的に)運動をする

週に2~3日程度、30分以上のジョギングがおすすめ。走るのが辛いのであれば、1時間以上の散歩でも良い。
ある程度の期間で習慣的に運動するというのが重要であって、月に1~2回のゴルフ程度ではここでいう運動にはならない。

2.たくさん寝る。

寝不足状態では全ての行動が中途半端になってしまう。必要な睡眠時間は人それぞれだが、僕は必ず6時間の睡眠時間を確保する。かといって、ダラダラと寝過ぎないように注意しよう。

3.食べ過ぎない。

腹八分目がベストだが、食べながら腹八分目のタイミングで箸を置くと、すでに食べ過ぎているので、自分にとっての腹八分目を知っておこう。

4.飲み過ぎない。

翌日に持ち越す飲み方は禁止。そのために今後は二次会には行かないと決意する。付き合いなどで、どうしても二次会、三次会に参加する場合であっても、お酒は飲まない位の覚悟で参加する。

朝ラン

5.靴にこだわる

仕事用でもプライベート用でも構わないので、少し高価な革靴を2足以上買い毎日交代で履く。きちんと手入れし、いつもピカピカの状態をキープする。良いものを良い状態で見につけることで、心が引き締まる。また、靴を意識するだけで、スーツや髪型等、他の身なりも自然と意識するようになり、清潔感を維持することができる。

靴の手入れについては、過去記事を参考頂きたい。
www.overwrite-save.com
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6.ゆっくりお風呂に浸かる

時間がもったいない、面倒くさいからと言って、シャワーだけで済ませない。お風呂に入る前は面倒でも、お風呂から上がって後悔したことはないはずだ。できるだけゆっくりお湯に浸かって、汗を流して身体を温め、気分をリフレッシュする。

7.家族と話しをする時間を作る

食事でもお風呂でも良いので、家族と向き合って話をする時間を作る。話題は一日の出来事でも、旅行の計画でも何でも良い。この時は、スマホやテレビは消し、会話に集中しよう。家族との良好なコミュニケーションが、家族だけでなく自分自身の心の充実につながる。
「意識的」に時間を作るように心掛けないと、どんどん家族との会話時間が無くなっていく。

8.仕事以外の小さな目標を持つ

何でも良いので、数ヶ月~1年程度で達成可能な小さな目標を持って生活する。目標自体は何でも良いが、少し努力しないと達成できない程度の強度の目標が良い。
プライベートにおける心の充実を図ることが目的なので、仕事に関連しないも目標にしたい。資格取得、マラソン完走、富士山登頂、ゴルフスコア等。

【戦争を知る】死ぬまでに一度は読みたい昭和歴史の良書【昭和史(著:半藤一利)】

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

はじめに

半藤氏は、戦争を自分自身で体験されている世代だ。今回紹介する「昭和史」の中でも、ご自身の体験談(幼少期の戦争ごっこ遊びや、若いながらに感じた世間の印象等)にも所々触れており、そのことが当時の情景をありありと想像させてくれる。
半藤氏は、誰もが知っている「週刊文春」や「文藝春秋」の編集長を勤めた経験もあり、戦争においてマスコミがどのように報じ、それを国民がどのように受け止め生活していたのか等、戦争におけるマスコミの重要性についても非常によく触れられる。
この「昭和史」の他にも、多くの昭和に関する書籍を出版しているのだが、やはり今回紹介する「昭和史」は日本国民全員に読んで欲しいと思うくらいの良書だ。

この書籍は、半藤氏の語り口調(・・・というのも、つまりこれは~~なんですね。等)によって書かれているので、まるで半藤先生の生徒になって授業を受けているかのようで、タイトルとは裏腹に歴史書の初心者でも非常に読みやすくなっている。(内容そのものは決して初心者レベルではないが)

文庫版で上下巻の2冊、合計で1,000ページを超える大ボリュームとなっており、上巻は「1926-1945」、下巻は「1945-1989戦後編」となっている。
それぞれのタイトルで年代を述べているように、内容そのものも原則的には時系列で書かれており、さらに前後の話のつながり意識して丁寧に書かれているので、読んでいてストレスがない。

残念ながら日本の教育で「戦争」について深く触れることはない。
年代と事実(1945年、第二次世界大戦終戦)だけを暗記する程度になっており、その背景や国民感情、政治感情、軍のもくろみや考えなどにまで考えは及ばない。
しかし、僕たち日本人にとって、最も知っておくべき近代史実は間違いなく戦争なのだと思う。
世界唯一の被爆国であることを嘆き世界にアピールすることも重要だ。しかし、「なぜ戦争が起きたのか」「日本にどのような非があったのか」という事実をきちんと理解するからこそ、「戦争反対」「核反対」の言葉に重みが出てくるのだ。

最近では憲法改正の是非が問われている。国民一人一人の声は自由意志に基づくべきであるので、それに賛成しても良いし反対しても良い。
ただ、戦争があった背景や、戦時中の空気、戦後の処理をどのように進めたか等、つい最近の日本に起こった史実について知った上での発言であるべきだと思う。そうして初めて、戦争に負けた被爆国である国民の意思として、責任のある選択になるはずだ。

そういう意味でも、この「昭和史」はとても網羅的に第二次世界大戦が起こる前の動きから、戦後の敗戦処理について詳しく深く書かれており、ぜひ一読をお勧めしたい。

「昭和史」感想

この本で書かれていることは、全ての章、項目においてとても深く考察されている。
なので、感想を細々と書いていると、とても書き終わりそうにない。
しかし、この書籍を通して全体的に良かったな、と思うことは(若干上述したが)、当時マスコミが何をどのように報じたのか、著名人がどのようなコメントを残したのかを、当時のままで記載してくれているところだ。

例えば、あの有名な真珠湾攻撃(パールハーバー攻撃)が成功した翌日、著名人たちの発言を次のように当時のまま紹介している。

小林秀雄氏
「大戦争がちょうどいい時にはじまってくれたという気持ちなのだ。戦争は思想のいろいろな無駄なものを一挙になくしてくれた。無駄なものがいろいろあればこそ、無駄な口をきかねばならなかった。」

亀井勝一郎氏
「勝利は、日本民族にとって実に長い間の夢であったと思う。すなわちかってペルリ(ペリー)によって武力的に開国を迫られたわが国の、これこそ最初にして最大の苛烈きわまる返答であり、復讐だったのである。維新以来、わが祖先の抱いた無念の思いを、一挙にして晴らすべきときが来たのである。」

横光利一氏
「戦いはついに始まった。そして大勝した。先祖を神だと信じた民族が勝ったのだ。自分は不思議以上のものを感じた。出るものが出たのだ。それはもっとも自然なことだ。」

これらのコメントを見ると分かる通り、著名人も真珠湾攻撃の成功を喜んでいることがありありと伝わってくる。当時は、まさに「いけいけどんどん」状態であったことが分かるだろう。

そして、もう一つ注目しておきたいのが、1945年7月28日の報道。その2日前に宣言された「ポツダム宣言」についての報道だ。
※ポツダム宣言とは、1945年7月26日に連合軍(アメリカ、イギリス、中国等)が日本に向けて「全日本軍の無条件降伏」等、全13か条を求めた宣言。正式には「日本への降伏要求の最終宣言」と言い、原爆投下を受けて1945年8月14日に受託し敗戦が確定。

讀賣報知新聞「笑止 対日降伏条件:戦争完遂に邁進。帝国政府問題とせず」

朝日新聞「政府は黙殺」

毎日新聞「笑止!米英蒋共同宣言、自惚れを撃砕せん、聖戦を飽くまで完遂」

先ほども述べたが、この報道は翌月には原爆が投下され敗戦となるタイミングであり、既にこの頃は誰が見ても敗戦確定の状態であり、食べ物もなく国民も疲弊しきった状態であるにも関わらず、マスコミはこのように報じたのだ。

今、北朝鮮問題で騒がれているが、北朝鮮がやっていることと日本がやったことはほとんど変わりない。軍が、政治と報道を牛耳って、ミサイルを撃ち(日本の場合は、本当に撃ったり暗殺したりしたのだが)、自国を防衛する。
信じられないかもしれないが、これがたった数十年前の日本で起きていたことなのだ。

第二次世界大戦

最後に

冒頭でも述べたように感想を書けばキリがないのだが、何度読んでも新たな気付きが得られる良書である。
今回は具体的に触れなかったが、戦後処理についても非常に多くの考察がある。吉田茂首相の英断を始めとする戦後の政治を知ることで、何故日本にアメリカの基地があるのか(むしろ、基地の必要性について)を理解できる。そして、現在もなお、戦後処理がずっと続いている最中であることが理解できる。
基地反対を訴えるのは自由なのだが、やはり戦前戦後の歴史を知った上での発言でなければ、その発言は途端に軽くなる。

戦争を知っている世代から戦争を知らない世代へと移っていく過渡期である現代の日本人にとって、「戦争を知る」ことは想像以上に大きな意義があるはずだ。
それは、戦車や銃で撃った撃たれたという直接的な痛みを想像することだけではない。なぜ、戦争という道を選んだのか、戦時中は誰が何を考えて国を動かしていったのか、戦後は何を反省し何を考え復興を果たしたのか。こういった背景を深く深く知っておくこと、これが「戦争を知る」ということなのだ。

「昭和史」は全ての日本人に読んで欲しい、死ぬまでに一度は読みたい昭和歴史の良書である。

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)

昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー)

昭和史 戦後篇 1945-1989 (平凡社ライブラリー)

【レビュー】必ず聴くべき!ハイスタ18年ぶりフルアルバム「The Gift」【Hi-STANDARD】

THE GIFT

Hi-STANDARDの思い出

Hi-STANDARDを始めて知ったのは、僕が高校に入学した頃だ。
友達の家で「GROWING UP」(2ndアルバム)というアルバムを聴いて衝撃を受けた。バイト代を手に持ち、「GROWING UP」のアルバムと、既に発売されていた「LAST OF SUNNY DAY」(1stアルバム)を買いに出掛けた。
そうこうしている内に、「ANGRY FIST」(3rdアルバム)というが発売された。僕が高校3年生になった春だったのだが、当時バンド活動に明け暮れていた僕は、Hi-STANDARDのギタリスト横山健が引くリフやソロを耳コピして一日中ギターを弾いていた。バンドでも全曲Hi-STANDARDカバーでライブをしたり、もちろんHi-STANDARD本人のライブにも何度か聴きに行ったりした。
高校を卒業した年には、「MAKING THE ROAD」(4thアルバム)が発売され、予約して手に入れたのを覚えている。「MAKING THE ROAD」はインディースレーベルとしては異例の100万枚以上を売り上げ、この頃にはHi-STANDARDも相当有名になっていて、周りの友達もほとんどこの「MAKING THE ROAD」のアルバムを持っていた。

LAST OF SUNNY DAY

LAST OF SUNNY DAY

グローイング・アップ

グローイング・アップ

  • アーティスト: Hi-STANDARD,RUSS BALLARD,Bill Martin,John Phillips,Phil Coulter,Michele Gillian
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 1995/11/01
  • メディア: CD
  • 購入: 2人 クリック: 34回
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ANGRY FIST

ANGRY FIST

  • アーティスト: Hi-STANDARD,難波章浩,BEN FINDON,ジョン・フォガティ,横山健,マイク・マイヤーズ,BOB PUZEY
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 1997/05/14
  • メディア: CD
  • 購入: 1人 クリック: 23回
  • この商品を含むブログ (62件) を見る
メイキング・ザ・ロード

メイキング・ザ・ロード

Hi-STANDARDが凄いのは、名前がいくら売れてもインディースにこだわり続けているところ。大手のレコード会社からデビューする訳ではなく、小さなライブハウスやフェスでのライブに徹底してこだわり、自分たちのやりたい楽曲だけを創り、CD発売も大きな宣伝をする訳はなくいきなりリリースする。
こういった、ある種「生き様」のようなことも含めて、僕たちはHi-STANDARDが好きだった。

このように、かなり熱狂的にHi-STANDARDにハマっていたのは、つい最近のことのように覚えているし、僕の高校時代にはいつもHi-STANDARDが存在していたと思えるほど、聴きまくったし、弾きまくった。

18年ぶりフルアルバム「The Gift」リリース

そして今年、このHi-STANDARDが、18年ぶりにフルアルバム「The Gift」をリリースした。
やっぱり、事前告知はほとんど無く、当時と同じインディースレーベル「PIZZA OF DEATH RECORDS」からのゲリラ的リリースだった。それだけで(むしろ、だからこそ)Hi-STANDARDホリックな僕たちには十分過ぎる告知になった。実際にオリコンチャートでも堂々の1位だ。

フルアルバム「The Gift」はインディースレーベルのため、iTunesやGoogle Play Musicで買うことはできない。つまり、欲しければCDを買うしかないのだ。今では音源のダウンロードやストリーミング等で音楽を聴くことがほとんどなので、CDを買うという行為をしたことがない人も多いのかもしれないが、今回とても久しぶりにCDという媒体を買った。
近所のCD屋さん(CD屋さんという言い方すら今はしないかもしれないが)に入った時、店頭に特設コーナーで平積みされている「The Gift」がいきなり目に入ってきた。それを見た瞬間、バイト代を握り締めた当時と同じワクワク、ドキドキの感情が僕を襲った。
平積みされたCDから1枚を手に取り、レジへ行くと購入者特典のポスターまでくれた。
お会計を済ませて「The Gift」とポスターを受け取ると、すっかり僕は高校生になっていた僕は足早に帰宅し、CDをセットした。

ハイスタ好きも若者も、ロック好きならとにかく「The Gift」は絶対に聴くべし

この記事を書く前は、1曲1曲に対するショートコメントを書いていこうかと考えていたのだが、止めた。
何というか、曲に対して個別に言葉でコメントすることができないのだ。
世間ではメロディアスパンク、メロコア等と言われている彼らの楽曲なのだが、一つのジャンルで語るのはあまり好きではないし、適当ではない気がする。
とにかく、彼らのノリ、メロディ、ギター、ベース、ドラム、コーラス、一体感、そのようなHi-STANDARDを構成している全てがあの当時の輝きのままなのだ。

そして18年という年月が、彼らのメッセージに重みを加える。
例えば一言「Friend」という単語で歌詞を書く時だけであっても、それを歌う時であっても、Hi-STANDARDのメンバーそれぞれが歩いてきた時間の分だけ重みを増し、聴いている僕たちの心に深く響いてくるのだ。

それは、僕も同じだけ年齢を重ねたからかもしれない。
しかし、当時のHi-STANDARDを知らない今の若者たちも、僕たちと同じようにこの感動を共有できるのではないかと、心なしか期待している自分がいる。
今回、いつものようにいきなり訪れたHi-STANDARD旋風を、ぜひ体全部で感じ取って欲しい。

THE GIFT

THE GIFT

「The Gift」収録曲

1. All Generations
2. The Gift
3. Can I Be Kind To You
4. Going Crazy
5. Time To Crow
6. My Girl
7. Hello My Junior
8. Big OI’ Clock
9. We’re All Grown Up
10. Punk Rock Is The Ansew
11. Pacific Sun
12. I Know You Love Me
13. Bridge Over Troubled Water
14. Free
(Bonus Track)
15. Friend Song
16. Cabbage Surfin’

無能であるにも関わらず、優秀を振舞う人間の3つの特徴

アラーム

無能であるにも関わらず、有能であるかのうように立ち振る舞う人は、世の中に大勢いる。
しかし、優秀な経営ボードや上司等のエースクラスのディシジョンメーカーから見ると、相手の本質を一瞬で見抜いてしまう。
そのため、自分の実力以上に自分をアピールしても意味がない。そればかりか、かえって「実力もないのに虚勢を張って」と映ってしまい、自分の評価を落とすことにさえなってしまう。
自分の実力を、実力通りに相手に伝えることを心掛けることが必要なのだが、そのためには「無能な人」の特徴的な振る舞いを知っておくことも、一助になるかもしれない。

今日は、「優秀に振舞っているが、本当は無能な人」(以下、無能な人)に共通する特徴を紹介していく。

発言が薄っぺらい

役職が上位になればなるほど、意思決定一つ一つの重要度も大きくなってくるし、意思決定の数自体も増えてくる。そうなると必然的に「生産性」を求めるようになる訳で、いつまでも一つの案件に熟考して立ち止まっていることはできない。
こういったディシジョンメーカーに対して、周囲の人間がすべき言動は、いかに「シンプル」に「本質的」に「具体的」な意見を提言することである。そして、その意見はディシジョンメーカーの意見に対して「同意」であっても「反対」であっても、ディシジョンメーカーの意思決定行為に対して、サポート的でなければならない。(つまり、その発言がディシジョンメーカーの意思決定を促進し、その質やスピードを上げるものである必要がある)

それにも関わらず、無能な人が取る行動は、「無駄な発言が多く、簡単なことも複雑に表現」し、「発言の責任から逃れるために本質論を敢えて回避」し、「発言は抽象的で、如何様にでも受け取れる発言を自身たっぷりに発言」する。
一見すると、頭の良さそうな発言に見えるし、あまり考えていない人からすると何となく納得してしまうことが多いので、扱いに困る。ディシジョンメーカーの頭が良くない場合は、こういった無能な人の発言に飲まれてしまうこともある。
このような「無能な人」の発言は、テレビのコメンテーターに良く見られる。本質に触れず、それっぽい事を長々と話し、どのようにも受け取ることができる内容の発言で責任を回避する、というコメンテーターはマスコミから好かれるのだろう。

閑話休題。
普通、上級のディシジョンメーカーは優秀な人間である。そういった人から見ると、無能な人の発言は、一瞬にして見破られてしまう。そして、瞬間的に無能な人を「使えない人」としてカテゴライズする。以降、無能な人の発言は一切取り合うことはない。
もしかすると、その後「無能な人」が有効な発言をするかもしれないが、無意味な発言の中から有効な発言を探し出すこと自体が生産性を低下させるし、有効な発言だけをしてくれる優秀な部下は他にいるので、無能だと判断した人は、「永遠に無用な人」に格下げで良いのだ。
こうなってしまっては、自分を復権することは相当難しい。

時間ばかり無駄にかかり生産性が全く無い発言、つまり量より質的な発言は周りに迷惑がかかると同時に、自分の価値を一気にゼロにする。

海とヤシの木

誰でも思いつくことや誰かが言ったことを、自慢げに話す

上級のディシジョンメーカーにとって価値のある発言は、「自分の思いついていない着眼点」「50%50%で拮抗している選択肢に対して、決定打となる新しい視点」等である。

無能な人は、誰でも思いつくような当たり前の意見を、さも自分が考え抜いたかのように自身満々で話す。「そんなもの、誰でも思いつく。聞いた時間が無駄だった」と思った時点で、その人は無用だ。

さらには、優秀な人間の発言に乗っかり「私もそのように思っていました」「ちょうど同じことを考えていたところでした」等、全く意味のない発言を繰り返す人間も多い。
普段から有効で斬新な発言をして、ディシジョンメーカーから絶大な信頼を得ている人の場合、「私もそのように思っていました」という発言にはとても大きな価値がある。しかし、「私もそのように思っていました」としか言えない人間には、何の価値もない。ディシジョンメーカーは多数決をしたい訳ではないのだ。

上級のディシジョンメーカーは、普通の人間が思いつく以上のアイデアを思いついているし、思考の深さも深い。
こういった人に対して、普通レベルの意見を言ったところで「浅いレベルまでしか考えられない」「思考の幅が狭い」と思われるだけである。
つまり、意思決定という重大な仕事をする際には無用な人間だ、というレベルにランク付けされる。

自分の得意な領域だけでしか勝負しない

人間誰でも、ある程度得意な分野を持っている。
長く仕事をしていたこと、好きなこと等、他の人よりも詳しい分野はあるだろう。
ところが、これが重要な会議の場になった場合、自分の得意分野になると自慢げに話すのだが、そうでない分野になると急に無口になる人間がいる。

しかし、ディシジョンメーカーは一つの分野のことだけを考えている訳ではない。意思決定に必要なあらゆる多様な分野について、「有機的に」思考する必要がある。つまり、複数の分野があらゆる方向性に結合して初めて意味を成すのであって、専門分野だけでは意思決定に際しては意味がないのである。

SEやプログラマも、クライアントからの要望通りに作ることが出来る人間と、クライアントのビジネスまで踏み込んで、より良い提案してくれるという付加価値をもった人間では、明らかにその市場価値は異なる。
実際にこれを実現しようとすると、クライアントのビジネス環境を分析しておく必要があるし、相当の勉強をしなければならない。しかし、優秀なSEやプログラマは、こういったことを実践できている。だから引き合いも強く、年収数千万で引き抜かれることもザラである。
要するに、意思決定の場で必要な人間は、専門分野を他の分野に展開して論理を構成できる人間なのだ。

特に、この得意分野でしか活躍できない無能な人は、得意分野があるだけタチが悪く、ここで書いてあることを理解できない人が多い。
しかし、これが分かっていないと、他とのつながりを無視して自分の得意分野だけをダラダラと話し続けてしまい、結局は意思決定という重大な仕事をする際には無用な人間だ、というレベルにランク付けされてしまう。

周りと差をつけるたった3つの雑談のコツ【仕事の評価は雑談力で決まる】

バー

ビジネスの上で、「仕事ができる人」と「仕事ができない人」は、往々にして日頃の雑談の中で判断されていくことが多い。
特に、普段から深く付き合うことの出来ない取引先の営業担当や、部長等の上級管理職から見た一般社員等は、限りある少ない時間の中で、いかに雑談するかで評価が決まると言っても過言ではない。

話すことがないからといって何も話さないでいると、相手はその場の雰囲気を心地悪く感じてしまい、何とかその場を去ろうとしてしまう。そして、その場にいたあなたに対して「苦手意識」を抱いてしまうのだ。
これが、簡単な雑談一つで、あなたと一緒にいる空間を心地よいと感じることができれば、あなたは好印象を与えることができるし、これを積み重ねていくことであなたはいつの間にか「あいつは使えそうだな、仕事ができそうだな」と思われるようになる。
そして、これに仕事の実績が伴えば「やっぱり、あいつは仕事ができるな」となる訳だ。

雑談は、相手にとって自分をどのように印象付けるかという意味で非常に重要だ。会話が苦手な人にとっては何を話せば良いのか分からず苦痛かもしれないが、雑談力一つで人生が好転するかもしれないと思って、今回紹介する雑談テクニックを身につけて欲しい。

その1:相手の話を「聴く」

雑談をしようと思うと、「何かを話さなければ」と焦ってしまい、よく分からない話題を振って撃沈してしまうことがある。
しかし、雑談をするということ、つまり相手に気持ちよく話しをしてもらうということは、「相手の話したいことを聴いてあげること」なのだ。

人間は、誰かの話を聞くことにストレスを感じやすい。一方で、誰かに話をすることで「気持ちいい」と感じる。
話が上手い人(例えば、明石家さんまさんや松本人志さん等も)は、本当によく人の話を聴いている。そして、相槌一つで相手の口を開かせて場を盛り上げる。
話している人は、さも自分の話がウケたように感じるが、実は全て「聴き手」の相槌や対応によって導かれているのだ。

さすがに噺家やプロの話し手のように雑談をするのは難しいが、相槌の仕方一つに気を配るだけで、相手を気持ちよくすることができる。

例えば、次の会話例を見て欲しい。
A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:実は僕も寝不足なんですよ。夜中まで映画を観てしまって、気付いたら夜中の2時になってました。Aさんは何か映画観たりしますか?

この会話は最悪なケースだ。Aさんの話題を全て奪ってしまっている。Aさんは映画の話をしたい訳ではないにも関わらず、自分が映画を観たからといって映画の話に巻き込んでしまっている。
「雑談しよう、雑談しよう」と考えると、このような過ちを犯しやすい。この会話は「KY(空気読めない)」と指摘されることも多い。

この場合、次のような相槌だけでいい。
A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?

Aさんは、「寝不足で眠たい」ということを、まずは共感して欲しいのだ。あなたが寝不足であるかどうかや、昨晩何をしていたのかなんて知りたくない。

この会話の後、どこまで話を突っ込んで質問していくかは、当事者同士の関係性にもよるのだが、基本スタンスは「相手の発言に共感」して「相手の話したい事を引き出す」ということに徹することだ。

その2:相手に興味を持つこと

雑談をする目的は、相手と良好なコミュニケーションを取るということだ。
つまり、相手のことをもっと知りたい、と興味を持って接することが重要だ。これは恋愛と同じ仕組みである。

あの人は今何をしているのだろう。何を考えているのだろう。何をしたいのだろう。
その気持ちに興味を持ち、自分から自発的に「知りたい」と思えば、自然と会話が弾んでいく。

A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?

A:夜中の2時頃かな。
B:僕ならそんなに遅くまで起きてたら、今朝とてもベッドから出られません。何か急な用件があったんですか?
B:そんなに遅かったんですか。今朝の起床は何時ですか?
B:なかなか寝付けない心配事でもあったんですか?
B:いつもは大体何時頃寝るんですか?

上記は一例だが、興味さえあればいくらでも聞きたいことが出てくる。
配偶者や恋人から同じことを言われたら、心配になって色々と聞きたくなるのと同じだ。(かといって配偶者や恋人ではないから、どこまで突っ込むかは常識の範囲になるように注意しよう)

気球

その3:日ごろから基礎知識を蓄える

雑談力のレベルを一段上げるのが、基礎知識の豊富さだ。
スポーツも経済も健康も、あらゆる話題に対応できるだけで相槌は深みを増していく。
逆に、何も知らない分野の話題に対して相槌を打っても、相手は「こいつは何も知らないな」とすぐに感づくので、雑談は白けてしまう。
(もし、何も知らない分野の雑談であれば、知らないと敢えて伝えた上で、興味を持って一から聞く姿勢で話をしよう)

A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?
A:夜中の2時頃かな。
B:僕ならそんなに遅くまで起きてたら、今朝とてもベッドから出られません。何か急な用件でもあったんですか?

A:海外サッカーの試合を観ててね。
B:もしかして、バルセロナ戦ですか?
B:海外サッカー観たことないんですけど、こないだ楽天がバルセロナのスポンサーになったというニュースを観てから興味があって。Aさんは、ヨーロッパのサッカーが好きなんですか?

この会話の一つ目は「昨夜バルセロナ戦が放送されていたことを知っている」、そして二つ目は「楽天がバルセロナのスポンサーになったことを知っている」ことが分かる。

日ごろから朝晩にニュースを確認する程度のアンテナを張っていれば、雑談に困らない程度の知識を得るのは実は簡単だ。
しかし、ただ単にニュースを眺めるだけでは効果は薄い。
例えば、楽天がバルセロナとスポンサー契約したのは幾らの契約になっていて、幾らの経済効果を見込んでいるのか。日本向けのイベントが予定されているのか。他の日本企業が海外のサッカーチームとスポンサー契約をしている事例はあるのか、無いのか。
ニュース一つとっても、色んな視点で情報を付加することができるのだ。

かといって全てのニュースを同じように掘り下げる程時間はない。
つまり、掘り下げる対象となるニュースを決めなければならないということになるが、これは今までの雑談の中で、あなたの周りの人間が興味のありそうな分野を対象にすることで、掘り下げた知識を活用するチャンスがより多く巡ってくるはずだ。
日頃から、誰がどのような分野に興味を持っているのか、という方向にもアンテナを張っておくことも重要だ。

もう雑談のネタに困らない! 大人の雑学大全 (できる大人の大全シリーズ)

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自分の世界に入り込みたくなる長編小説【ねじまき鳥クロニクル(著:村上春樹)】

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

はじめに

ふと、自分の世界に入り込んで物思いに耽りたいと思った時、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を読みたくなる。

村上春樹作品自体が往々にしてそうであるが、主人公の思考や趣味、落ち着いた雰囲気等がとても好きなのだ。
この「ねじまき鳥クロニクル」の主人公「オカダトオル」も、クラシック音楽を好み(あらゆる所で流れるBGMの曲名が分かる)、プールで泳ぐことを好み、ビールとウイスキーを好み、簡単な料理を自分でさっと作ることができ、感情に支配されることは殆どなく論理的であり、周りとは少し変わった感覚や価値観を持ち、そして物思いに耽ることを好む。

この本の冒頭は、次の文章で始める。

台所でスパゲティーをゆでているときに、電話がかかってきた。僕はFM放送にあわせてロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。スパゲティーをゆでるにはまずうってつけの音楽だった。

派手さはない普通の日常であるのに、とても静かでお洒落な空気を発している。
こういった一連の所作が、とても心地良く、読み出すと一気に世界に引きずり込まれていく。
このような表現は他の村上作品でも同じなのだが、特に「ねじまき鳥クロニクル」は主人公が自分自身の精神世界と向き合うシーンが中心に構成されていることもあって、冒頭にも記載した通り「自分の世界に入り込んで物思いに耽りたいと思った時」に、まさにうってつけの小説なのだ。

感想

さて物語についての感想なのだが、結局のところ、この本の主張というか本質は理解できていない。既に本書を何度も読んでいるのだが、分かりそうで、分からない。

物語は終始、暴力的な事件や夢、回想で語られる。
特に主人公が出会う人物の一人である「間宮中尉」がノモンハン戦争を回想するシーンはとてもリアルな暴力シーンが多く、思わず目を瞑りたくなるような描写も多い。(目を瞑ったところで、脳裏にはありありとそのシーンが焼きついているのだが)
他にも、身体的または精神的な極限状態に陥る場面も多く、その極限状態をとても細部までリアルに描写されており、その状態を疑似体験することができる。

ストーリーとしては、主人公である「オカダトオル」の周囲に色々な異変が起きていくことで始まる。例えば、オカダトオルと妻のクミコが飼っていた猫が突然いなくなる。妻のクミコがいなくなる。知らない女から電話がかかってくる。変な夢を見る。
こういった様々な異変に向き合う(解決する)ため、主人公は自分自身と向き合うために自宅付近にある井戸の底でひたすら思考し、「向こう側」の世界を探索する。そして、その「向こう側」の世界は現実と何かしらの相関関係があることに気付いていく。

この小説は、目の前の個別の事象が完全に解決するものではない。例えば、家を出た妻のクミコは帰ってこない。(長い長い将来に、もしかしたら帰ってくるのかもしれない、という予感はするが)
ただ、主人公自身に次々と起きる異変の根本となる原因については、主人公自身の手で解決することができた。もしかすると、家を出てしまった妻と共同で解決したのかもしれない。(ように思える)
というように、この小説の感想を書こうとすると、「予感」や「と思う」等、すごく抽象的なことしか書くことができない。だから、感想を率直に述べるというのがすごく難しいのだ。(というのが感想なのかもしれない)

やはり、結局この本の本論というか、言いたいことについては綺麗に理解できていない。
ただ、この先、僕が生きていく内に、恐らくまだ複数回この小説を読むことになるだろう。僕が生きていく中で、色々な出来事に触れ、様々なことを感じ、思考を重ねていくにつれて、この小説を読んだ感想が変わってくるような気がする。(少なくとも、最初に読んだ10年以上前と、今回読んだ時の小説の印象は異なる)村上春樹が考えた世界、伝えようと思ったこと、そういったものに少しずつ近づけるのではないかという気がする。
この小説は、そうやって長い時間(何年、何十年)をかけて、じっくりと繰り返し読むことで、ようやく自分なりに理解することができる類の小説なのかもしれない。

また読んだことのない人は、ぜひ独特の村上春樹の世界を味わってみて欲しい。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

王道ブーツ「RED WING」を掘る【RED WINGブーツの歴史と全モデルまとめ】

RED WING

RED WINGとは

1905年、創業者であるチャールズ・ベックマンが「RED WING SHOE COMPANY」を設立。
「本当にいい靴を売りたい」という信念を一貫して堅持し、創業以来アメリカのミネソタ州レッドウイングシティに本社を置き、MADE in U.S.Aにこだわり続けている。
RED WINGが発売している各モデル(後述)を見れば分かる通り、労働者に向けたワークブーツメーカーである。

RED WINGの魅力

RED WINGと言えばこのソールと言われるほど有名な「トラクショントレッドソール」は、1952年、アイリッシュセッターに初めて採用された。
クレープソールとも呼ばれるこのトラクショントレッドソールは、軽量であることに加えて足音が立ちにくいという特性を持ち、狩猟を目的としたハンティングブーツとして最適だった。
このトラクショントレッドソールは、現在ではRED WINGブーツの主流のソールである。
さらに、このアウトソールとインソールの間にコルクが詰められており、長年履き続けることによって自分の足の形に馴染んでくるのも、大きな魅力の一つだ。
RED WINGのブーツは、グッドイヤウェルト製法で作られており、何度でもソールの張替えが可能となっているので丁寧に手入れしていけば一生使う(育てる)ことができる。

RED WINGの各モデル

アイリッシュセッター

(レッドウィング) REDWING 9875 6inch CLASSIC MOC TOE ブーツ GRS 犬タグ-US8E-約26.0cm
1952年に発売された「877」と呼ばれるモデルが、アイリッシュセッターシリーズの始まりである。
最初のモデル「877」は8インチであり、現在のアイリッシュセッターと比較すると長いブーツ丈の設計になっている。
この「877」は、経年劣化によって猟犬であるアイリッシュセッターの毛色に似てくることから、「アイリッシュセッター」と呼ばれるようになった。

「877」が発売されてから数年後に、「875」が発売された。この「875」は6インチのブーツ丈が採用され、現在のアイリッシュセッターまで引き継がれている。

色や年代の違いで複数のモデルが発売されているが、6インチのアイリッシュセッターを復刻した「9875」はかなりの人気モデルだ。

ベックマン

[レッドウィングシューズ] RED WING SHOES ブーツ クラシックドレス ベックマン 9016 CIGAR(Cigar/8)
RED WINGを創業したチャールズ・ベックマンの名を付けたブーツ。
ベックマンの名を冠しているだけあり、その拘りは圧巻。全体から数%しか取れない最上級の革を使用し、このレザーは羽根のようにしなやかで、石のように丈夫であるということから「フェザーストーンレザー」と呼ばれる。長い年月をかけてエイジングされたフェザーストーンレザーは、見ているだけで幸せだ。
このモデルはトラクショントレッドソールではなく、ハーフラバーソール(半分レザー、半分ラバー)が採用されていることと、ブーツの形状も独特であることから、上品さも併せ持つ。

ポストマン

(レッドウィング) RED WING RW9102 ポストマンシューズ POSTMAN 6.5インチ(24.5cm) チョコレート・シャパレル
その名の通り、郵便屋さん向けに発売されたブーツ。
このモデルは、現在でも多少カジュアルが認められるビジネスの場で使用する人もおり、当時何マイルも歩いたポストマンを支えた耐久性は、今のビジネスマンにも愛用されている。
このモデルは、チャッカブーツタイプも発売されている。

ワークオックスフォード

ASIN:B00FIZ97II
アイリッシュセッターの4インチ版。ブーツ丈はくるぶしの下までとなっている。ブーツというよりも革靴に近い。
一時期はモデルラインナップから消えていたが、現在は再販されている。

ペコス

ASIN:B005V01BMA
ペコスとは、テキサス州のとある町の名前だ。
鉄道労働者向けのエンジニアに対して、ペコスは牧場や農園で仕事をする労働者に向けて発売された。
また、テキサスのガンマンが履くイメージも強い。

エンジニア

WILD WING ライダーズエンジニアブーツ イーグル ワインレッド 26.5 WWM-0006
RED WINGが創業する少し前の19世紀の後半から、アメリカでは急速に鉄道が発達する。
そのため、鉄道業に従事する労働者も急激に増えていくのだが、この鉄道業に従事する労働者に向けて発売されたのが「エンジニア」だ。
激しい労働環境で使用することを前提に開発されており、油や傷に強い。他のモデルとよりも厚くて硬いレザーを使用し、トゥにはスチールを入れる等、当時開発されたデザインは現在も引き継がれている。
僕の知人はバイクに乗る時に履いており、ライダーの間でも人気があるモデルだ。傷だらけのエンジニアブーツを見ると、当時のアメリカの鉄道労働者の光景が目に浮かぶようだ。

ラインマン

(レッドウィング) RED WING 2995 Lineman Boots WIDE PANEL LACE TO TOE BLACK ラインマン ワークブーツ men's boots US7.5(25.5cm)
ラインマンの「ライン」は、電線を指している。
RED WINGが創業した頃、アメリカでは電気インフラの整備も加速していく。この頃、電線工として働く労働者向けに発売されたのが、この「ラインマン」だ。
電線工事をするため高所で作業をすることを考慮し、電線工の足をしっかりホールドするデザインとなっている。また、足の接地感の強いビブラムソールも採用され、多くの電線工が愛用したと言われる。

アイアンレンジ

(レッドウィング) RED WING 8111 IRON RANGE BOOTS(アイアンレンジブーツ) Amber Harness Leather US9D(約27cm)
アイアンレンジとは、当時アメリカで最大の鉄鉱石が採取された「アイアンレンジ」という地名のことだ。
アイアンレンジは、鉄鉱石を採取する坑道で働く労働者のために発売されたブーツだ。
つま先は、レザーを2枚重ねて補強するなど、独特のディテールとなっている。

ロガー

ASIN:B01M63RWHM
ロガーとは、リェーンソーで木を切り倒し、それを運ぶという、いわゆる林業に従事する労働者のことだ。
アイアンレンジとは異なり、かかと部分を2枚の革で補強する等、ロガーの作業に合わせてデザインされている。