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周りと差をつけるたった3つの雑談のコツ【仕事の評価は雑談力で決まる】

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ビジネスの上で、「仕事ができる人」と「仕事ができない人」は、往々にして日頃の雑談の中で判断されていくことが多い。
特に、普段から深く付き合うことの出来ない取引先の営業担当や、部長等の上級管理職から見た一般社員等は、限りある少ない時間の中で、いかに雑談するかで評価が決まると言っても過言ではない。

話すことがないからといって何も話さないでいると、相手はその場の雰囲気を心地悪く感じてしまい、何とかその場を去ろうとしてしまう。そして、その場にいたあなたに対して「苦手意識」を抱いてしまうのだ。
これが、簡単な雑談一つで、あなたと一緒にいる空間を心地よいと感じることができれば、あなたは好印象を与えることができるし、これを積み重ねていくことであなたはいつの間にか「あいつは使えそうだな、仕事ができそうだな」と思われるようになる。
そして、これに仕事の実績が伴えば「やっぱり、あいつは仕事ができるな」となる訳だ。

雑談は、相手にとって自分をどのように印象付けるかという意味で非常に重要だ。会話が苦手な人にとっては何を話せば良いのか分からず苦痛かもしれないが、雑談力一つで人生が好転するかもしれないと思って、今回紹介する雑談テクニックを身につけて欲しい。

その1:相手の話を「聴く」

雑談をしようと思うと、「何かを話さなければ」と焦ってしまい、よく分からない話題を振って撃沈してしまうことがある。
しかし、雑談をするということ、つまり相手に気持ちよく話しをしてもらうということは、「相手の話したいことを聴いてあげること」なのだ。

人間は、誰かの話を聞くことにストレスを感じやすい。一方で、誰かに話をすることで「気持ちいい」と感じる。
話が上手い人(例えば、明石家さんまさんや松本人志さん等も)は、本当によく人の話を聴いている。そして、相槌一つで相手の口を開かせて場を盛り上げる。
話している人は、さも自分の話がウケたように感じるが、実は全て「聴き手」の相槌や対応によって導かれているのだ。

さすがに噺家やプロの話し手のように雑談をするのは難しいが、相槌の仕方一つに気を配るだけで、相手を気持ちよくすることができる。

例えば、次の会話例を見て欲しい。
A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:実は僕も寝不足なんですよ。夜中まで映画を観てしまって、気付いたら夜中の2時になってました。Aさんは何か映画観たりしますか?

この会話は最悪なケースだ。Aさんの話題を全て奪ってしまっている。Aさんは映画の話をしたい訳ではないにも関わらず、自分が映画を観たからといって映画の話に巻き込んでしまっている。
「雑談しよう、雑談しよう」と考えると、このような過ちを犯しやすい。この会話は「KY(空気読めない)」と指摘されることも多い。

この場合、次のような相槌だけでいい。
A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?

Aさんは、「寝不足で眠たい」ということを、まずは共感して欲しいのだ。あなたが寝不足であるかどうかや、昨晩何をしていたのかなんて知りたくない。

この会話の後、どこまで話を突っ込んで質問していくかは、当事者同士の関係性にもよるのだが、基本スタンスは「相手の発言に共感」して「相手の話したい事を引き出す」ということに徹することだ。

その2:相手に興味を持つこと

雑談をする目的は、相手と良好なコミュニケーションを取るということだ。
つまり、相手のことをもっと知りたい、と興味を持って接することが重要だ。これは恋愛と同じ仕組みである。

あの人は今何をしているのだろう。何を考えているのだろう。何をしたいのだろう。
その気持ちに興味を持ち、自分から自発的に「知りたい」と思えば、自然と会話が弾んでいく。

A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?

A:夜中の2時頃かな。
B:僕ならそんなに遅くまで起きてたら、今朝とてもベッドから出られません。何か急な用件があったんですか?
B:そんなに遅かったんですか。今朝の起床は何時ですか?
B:なかなか寝付けない心配事でもあったんですか?
B:いつもは大体何時頃寝るんですか?

上記は一例だが、興味さえあればいくらでも聞きたいことが出てくる。
配偶者や恋人から同じことを言われたら、心配になって色々と聞きたくなるのと同じだ。(かといって配偶者や恋人ではないから、どこまで突っ込むかは常識の範囲になるように注意しよう)

気球

その3:日ごろから基礎知識を蓄える

雑談力のレベルを一段上げるのが、基礎知識の豊富さだ。
スポーツも経済も健康も、あらゆる話題に対応できるだけで相槌は深みを増していく。
逆に、何も知らない分野の話題に対して相槌を打っても、相手は「こいつは何も知らないな」とすぐに感づくので、雑談は白けてしまう。
(もし、何も知らない分野の雑談であれば、知らないと敢えて伝えた上で、興味を持って一から聞く姿勢で話をしよう)

A:昨日は寝不足で眠たいよ。
B:寝不足辛いですね。昨夜は、何時に寝たんですか?
A:夜中の2時頃かな。
B:僕ならそんなに遅くまで起きてたら、今朝とてもベッドから出られません。何か急な用件でもあったんですか?

A:海外サッカーの試合を観ててね。
B:もしかして、バルセロナ戦ですか?
B:海外サッカー観たことないんですけど、こないだ楽天がバルセロナのスポンサーになったというニュースを観てから興味があって。Aさんは、ヨーロッパのサッカーが好きなんですか?

この会話の一つ目は「昨夜バルセロナ戦が放送されていたことを知っている」、そして二つ目は「楽天がバルセロナのスポンサーになったことを知っている」ことが分かる。

日ごろから朝晩にニュースを確認する程度のアンテナを張っていれば、雑談に困らない程度の知識を得るのは実は簡単だ。
しかし、ただ単にニュースを眺めるだけでは効果は薄い。
例えば、楽天がバルセロナとスポンサー契約したのは幾らの契約になっていて、幾らの経済効果を見込んでいるのか。日本向けのイベントが予定されているのか。他の日本企業が海外のサッカーチームとスポンサー契約をしている事例はあるのか、無いのか。
ニュース一つとっても、色んな視点で情報を付加することができるのだ。

かといって全てのニュースを同じように掘り下げる程時間はない。
つまり、掘り下げる対象となるニュースを決めなければならないということになるが、これは今までの雑談の中で、あなたの周りの人間が興味のありそうな分野を対象にすることで、掘り下げた知識を活用するチャンスがより多く巡ってくるはずだ。
日頃から、誰がどのような分野に興味を持っているのか、という方向にもアンテナを張っておくことも重要だ。

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