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趣味も仕事も、本気で楽しむオトコのブログ

【無意味な社員研修】「実行に移すこと」を教育しないから、社員が成長しない

仕事

多くの企業では社員教育に力を入れている。
大企業ともなれば、質の高い研修プログラムを高額で購入して社員に様々ことを教育する。

しかし、研修がアウトプットに活かされている事例を見たことがない。
1. なるほど、こういうことか。
2. 研修ではプレゼン役を買ってでよう。アウトプットも頑張るぞ。
3. たくさん勉強したな。明日から仕事頑張ろう。
4. 実行しない。

意欲的に研修に取り組む社員こそ貴重なのだが、結局研修の内容が仕事に活かされないため「学び」を得たとは言えない。(意欲すらない人は論外だが)

一方で、きちんと「学び」を得られる人はこう考える。
1. なるほど、こういうことか。仕事で使うとどうなるんだ。
2. 来週納期の資料があるから、今回のフレームワークを試せそうだ。
3. 仕事で実行。
4.実務的にはこうした方が使いやすいな。(又は、このフレームワークは使えないな)


実行に移すか移さないかで本当の意味での「学び」になるかどうかが決まる。
これが、圧倒的な差となる。

しかし、残念ながら社員研修の対象としている社員は、ほとんどが実行力のない社員である。知識は賢いので研修はそつなくこなし、研修としてのアウトプットも質が高い。ただし、研修も仕事で活かされなければ、研修費を捨てたことと同義である。

もともと実行力のある人間は、研修など関係なくありとあらゆる局面から情報をインプットし、それを繰り返し実行することができている。
つまり、「とにかくすぐに行動に移してみる」ということを叩き込むことで、日常のインプットを実行に移すクセがつき、放っておいても成長していく社員になる。
この土台で完成して初めて、インプット中心の研修が意味を持ってくる。

実行力を身につけることが、成長のエンジンである。