ドラゴンクエスト11、真クリアまでプレイした感想【ネタバレなし】
ドラゴンクエスト11
このゲームの主要ターゲットは、間違いなく30~40代、かつてファミコンでドラゴンクエストに熱中した世代だ。
簡単に表現すれば、「今までのドラゴンクエストを全部乗せました」という作り込み。
キャラや装備もかつてのドラゴンクエストを想起させるデザインになっており、僕のプレイした3DS版にはドラゴンクエスト1~10までの実際の街やダンジョン(当時のグラフィックを再現)にワープして謎解きをするというミニゲーム付き。
エンディングでも、過去のドラゴンクエストの勇者を思わせるシーンがチラつく等、堀井雄二、鳥山明、すぎやまこういちの集大成を作り上げたという大作になっている。
ドラゴンクエストと対をなすRPGとして取り上げられるファイナルファンタジーだが、ファイナルファンタジーはリアル路線へ向かっていったことと、制作陣が変わったことによって当時のファイナルファンタジーっぽさが、かなり薄くなっている。(ファイナルファンタジー15は、大失敗に終わっている)
一方、ドラゴンクエストは、堀井雄二、鳥山明、すぎやまこういちという主要制作メンバーが、ドラゴンクエスト1から継続しているのだ。そのため、ドラゴンクエストの世界観が失われること無く最新作へと受け継がれている。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2017/07/13
- メディア: Video Game
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感想
僕の総プレイ時間は約90時間。
いわゆる裏ボスまで倒して、真エンディングを見たところだ。ミニゲームやクエストは半分も達成しておらず、最強装備をしているキャラも半分程度だ。
未消化のクエスト等、全てやり込むとまだ数十時間(もしくは、もう100時間超えるかもしれない)必要になるだろう。
今回はPS4とニンテンドー3DSのクロスハードで発売(発表当時はかなり驚いた)されたのだが、僕がプレイしたのは3DS版だ。
PS4を所有していないので、この際ハードごと購入しようかとも迷ったが、場所を選ばずにプレイできることと、過去のドラゴンクエスト作品にワープするミニゲーム(クエストとして扱われている)がプレイできるのは3DS版のみであるため、3DS版にした。
また、グラフィックにしてもPS4版よりも3DS版の方が、僕の中のドラゴンクエストに近かったことも一つだ。(PS4版が、もっと実写に近いくらいリアルだったら、もっと迷っただろう)
ゲームシナリオとしては、勇者が悪を倒すという王道なものだが、今回はサブタイトルである「過ぎ去りし時を求めて」にもあるように、過去との繋がりがとても重要な設定になっている。
ある仲間キャラがシナリオ上で死んでしまうというのは、今までのドラゴンクエストではあまり無く、結構ショッキングな演出だった。しかし、この仲間の死も時間軸を旅することで・・・と、ネタバレになるのでここでストップ。
鳥山明のキャラクターデザインと、ゆぎやまこういちによる音楽は、説明するまでもなく間違いのない完成度だった。
ある時点から、フィールド音楽が過去のドラゴンクエストのアレンジバージョンに変わったのも、鳥肌ものの演出だ。
結果的には、とても面白かった。ここまでRPGにのめりこんだもの、本当に久しぶりの感覚だ。
冒頭にも記載したが、僕は30代後半なので本作の主要ターゲット層である(と僕が勝手に思い込んでいる)30~40代に見事ハマっており、演出の一つ一つに感動したり、当時を思い出したりしながら相当入り込んでプレイできたことが一番の要因だ。(これが正しい思い出補正なのかもしれない)
過去にドラゴンクエストをプレイしたことのある30~40代の人は、是非この機会にプレイすることを強くお勧めする。
ニンテンドー3DS版 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 公式ガイドブック (SE-MOOK)
- 作者: スクウェア・エニックス,スタジオベントスタッフ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/08/29
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