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アイデアの発想力を最も効果的に鍛えるたった3つの方法【クリエイティブ】

アイデア

あなたの周りに、1人は発想力に長けている人がいるはずだ。

例えば、難局を一気に打開するアイデアを提案したり、みんなが飛びつくようなキャッチコピーを思いついたり、新しいビジネスアイデアで起業したりする。
身近な人でなくとも、面白い映画を撮ったり、小説を書いたり、写真を撮ったりする著名人も、たった1人の斬新なアイデアから創作物は生まれている。

こういった人たちを真似しようと思っても、実はかなり難しい。
世の中には、「奇をてらった発想をすること」「ゲームのように楽しめ」等と色々なアイデア発想術を書いている記事や書籍を見かけるが、書かれていることを真似できるようなら苦労しない。(真似できないような漠然とした方法が書かれているばかりだ)

しかし、アイデアを発想できる人は、ほとんどの場合において特別な人ではない。
アイデアを発想する土台があり、アウトプットすることが得意なだけなのだ。逆に言えば、アイデアを発想する土台を作り、アウトプットすることを磨いていけば、アイデアを発想できる人になるという訳だ。
これを突き詰めていくと、実は「たった3つの方法」を実践することでアイデアの発想力を高めていることができる。

今日は、アイデアの発想力を高める「3つの方法」について紹介する。

その1:発想力を発揮したい領域を明確にする

「仕事での発想力を高める」「将棋での発想力を高める」「写真を撮る発想力を高める」等、発想力を発揮した分野は、どの領域であるのか明確にする必要がある。

時間は有限であり、人間の能力も有限である。
その中で、効果的にアイデアの発想力を高めていこうとするには目的を明確にする必要がある。
自分と関係のない領域の発想力を鍛えても誰の得にもならない。

その2:T字による大量インプットを実践する

T字とは、①発想力を発揮したい特定の分野についてはとことん深堀すること、②関係ない領域についてはできるだけ幅広い知識を身につけること、を表している。

アイデアを「0」から思いつくことは無理だ。どんな人でも、何かと何かの組み合わせや、他の領域への転用によって発想している。
ということは、持ち合わせている知識の量が多ければ多いほど、組み合わせの種類も多いし、転用の可能性を探る範囲が広い。
かといって、世の中のあらゆる情報をインプットすることは不可能である。

まず、発想力を発揮したい分野の情報を大量にインプットしよう。相当専門的でマニアックなレベルまでインプットを蓄えよう。その道のプロと対等に意見交換できるレベルまでインプットするつもりで、あらゆる本を読もう。これが全てのベースとなる。(動画でもインターネットでも良いが、やはり良書に触れることが一番効果的だ)

そうした上で、横方向にあらゆる分野の情報にアクセスしよう。
全く関係のない分野で良い(むしろその方が良い)。漫画を読んだり、映画を観たり、とにかく自分の興味のあるものに触れて、自分の中に取り入れていく。
この時の助言として、「今までに感じたことのない感動」をいかに体験できるか、ということがインプットの質に大きく関わってくるということだ。僕の個人的なお勧めになるが、今までに行ったことのない地域への旅行(特に、思うように言葉の通じない海外旅行)に出掛けることだ。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

その3:継続的にアウトプットする

いくら大量に情報をインプットしても、アイデアとして発送できなければ自己満足で終わってしまう。当初の目的とした「ある領域」におけるアウトプットを継続的に行う。アウトプットを繰り返し行うことで、アイデアの発想力が鍛えられていく。

お勧めは、線の無い白紙のノートだ。
その時に発想したいテーマについて、とことん考え、考えたことをノートに書き出し、最終的なアイデアを作っていく。
当然だが、テーマは当初設定した領域の範囲であれば、ビジネスアイデアでも、キャッチコピーでも、小説でも何でも構わない。そして、そのテーマを考えるのであれば、どんな分野の情報と結びつけても構わない。ここで大切なのは、アウトプットの目的は見失わず、思考する範囲に制限を設けないことだ。言葉で説明すると容易な言葉になってしまい本意が伝わりにくいのだが、何百回も何千回も繰り返してアウトプットする内に、アイデアを発想するクセのようなものがついてくるはずだ。

アイデアは天性のものではない。
大量のインプットと、大量のアウトプットによって創造される。