Overwrite Save

趣味も仕事も、本気で楽しむオトコのブログ

新品デニムの最初の洗い方【ジーンズの色落とし】

デニム猫


デニムの良さは新品の状態ではなく、自分専用に育てていく過程にあると思う。
まっさらなデニムよりも、年季の入った色落ち、身体にあったサイズ、シワのクセがあるデニムの方が断然かっこいい。

新品のデニムには、製造の過程で繊維を安定させるために「糊」が付いている。
この「糊」は製造過程では必要なものだが、履く場合には必要ない。この糊をきれいに落とすことで、より自分に合ったデニムへ育てていくことができる。(糊が付いたままだと、シワが強く付いてしまったまま固まってしまい、色落ちが変に強く出てしまう)
さらに、デニムは洗うことでサイズが1インチ程小さくなる。サイズが縮小する率が一番大きいのが「一回目の洗い」であり、最初からサイズを小さく縮小させておくことは大切な工程なのだ。たくさん履いて色落ちした頃にようやく洗って縮ませた時に、色落ちした場所(例えばひざ)がズレてしまっていたとなっては、元も子もない。
デニムは買った直後から洗う必要はないと言う人がいるが、まず一回きちんと洗うことをお勧めする。

今日は、デニムを自分専用に育てていくために行う「新品デニムの最初の洗い方」について解説する。

まずは1日履く

一定期間、お店で陳列されたジーンズは、お店で畳まれているときのクセがついている。そのため、まずはクセをほぐすために1日デニムを履いて、足の形に慣らす。
こうすることで、変な偏り無くし均一に糊を落とすことができる。

ぬるま湯に1~2時間程度つける

普段お風呂に入る程度の水温のお湯に、1~2時間程度つける。
つける時は、2つか3つ折に畳んでしまって構わない。

お湯の入ったバケツ等にデニムを入れると上の方に浮いてしまうので、手で押しながらデニムの空気を抜き、バケツの底に沈めよう。

1~2時間経過すると、お湯が黄色になっているのが分かる。この黄色は、糊がお湯に溶け出したものであり、これで糊が落ちたことが分かる。

洗濯機で洗う(洗剤なし)

お湯でおよその糊を浮かせて落としているが、若干デニムに残っている糊を洗濯機で仕上げ落としする。

洗濯機の工程は通常と同様の設定で良い。
ここで注意したいのは、洗剤や漂白剤、柔軟剤は使わずに、「水だけ」で洗濯すると言うことと、デニムを裏返しにすることだ。

日陰で乾燥させる

洗濯機の工程が終われば、後は乾かすだけだ。

デニムは裏返しのまま、筒状にして吊るす。手でシワを伸ばしていき、風通しの良い日陰で乾燥させる。

これで、ファーストウォッシュは完了だ。

Levis デニム

ひたすら履いてエイジング

後は、ひたすらデニムを履いて、エイジングしていこう。人によっては、何年も洗わずに履くことだけで色を落としていくという強者もいるが、清潔を保つためにもせめて10~20回程度履いたら洗った方が良いのではないかと思う。
但し、洗う場合は色落ちによって他の洗濯物へ色移りする可能性が高いので、デニムだけ別にして中性洗剤だけで洗おう。(漂白剤、柔軟剤は使わない)