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成果を出し続けるスーパー上司に共通する「7つの態度」

犬と上司

部下を抱えて仕事をしている方、「自分は、部下からの信頼も厚い良い上司だ」と断言できるだろうか。
これをはっきり断言できる人はいないだろう。そもそも「良い上司」とは一体どんな上司なのか考えたことすらない人がほとんどではないだろうか。

上司の役割とは

上司の役割とは一体何かを考えてみると、たった一つの答えに行き着く。

「チーム全体を一つにまとめて動かすこと」

上司の個人スキルが優秀で、博学であり、高学歴であることが上司の役割ではない。
恐らく、「自分の方が断然仕事ができるのに、なんであいつが上司なんだ」と思ったこともあるのではないだろうか。

僕の知っている人の中に、「個人のスキルはそれほど高くないが、上からも下からも信頼され、仕事で成果を出し続ける」という人がいる。
その人は、特に部下との関係が良く、チーム全体の空気がいつも良かったという印象がある。

僕は、その人を観察した。プレゼンも僕の方が上手いし、文章も僕の方が上手に書く。でも何故彼はいつも成果を出し続けるのか。
彼を観察している内に、いつしかその人は僕のロールモデルとなっていた。

彼を観察していると、圧倒的に他の上司とは違う点がいくつも見受けられた。
その違いを「上司がとるべき態度」として紹介したい。

上司がとるべき態度

第一条

話をする時には、どんなに忙しくても手を止めて部下の話をしっかり聴くこと。
部下が「今よろしいでしょうか」と話しかけた際、パソコンの手を止めずに「何?」と聴いてはダメだ。「今忙しいから後にして」は最悪である。
どのような状況であっても、必ず手を止めること。
部下の方をしっかりを見て「時間はあるから大丈夫だ」としっかり伝えること。
たった一回であっても、「忙しい」と言ってあしらった時点で、部下は次から声をかけたくなくなる。
部下からの報告は5分や10分もかからない。今、5分10分を空けられない程、緊急の仕事は存在しないは。

仮に、頻繁に手が空かない状態であるのであれば、権限委譲や仕事の分担が上手くいっていないことになる。自分のマネジメントスキルの低さを自省しよう。
仕事ができない上司ほど、忙しい素振りを見せるものだ。

第二条

常に笑顔でいること。
基本中の基本だ。いつもしかめっ面している上司には、話しかけたくも無い。どんなに聞きたくない悪い報告でも、「そんなに心配する話じゃない」と笑って聞いてくれる上司だからこそ、バッドニュースも速やかに報告があがってくる。
悪い報告が遅かった時、「悪い報告こそ、早く報告しなさい」と怒った表情で伝えていては、いつまで経っても報告はあがってこない。

第三条

細かいところまで指摘しないこと。
資料を見ていると、細かい部分まで気になってくるだろう。レイアウトも然り、誤字や脱字もそうだ。
指摘する項目は、その資料の目的が達成されるレベルに抑えるようにしよう。レイアウトが若干見づらくても、本質的に間違っていないのであれば指摘せずに受容する。
誤字・脱字も意味が間違って伝わるものでなければ気付かないフリをする。
品質の高い資料は、別の機会に自分自身が作った資料を共有しておけばいい。優秀な部下なのだから、黙っていてもそこからきっちり盗んでいく。

いくらアウトプットの質が高くなったとしても、小さなことまで細かく指摘される上司には資料を見せたくないものだ。

チームで優勝

第四条

しつこい位「ありがとう」と感謝を伝えること。
自分自身が気付かないところで、部下はとても多くの気遣いをしている。
空いていたドアを閉める。引きっぱなしの椅子をデスクにしまう。電話を取り次いでくれる。あかるく挨拶してくれる。報告を適切にしてくれる。
感謝しようと思えば、いくら時間があっても足りないほどだ。
気付いた都度ありがとうを伝えてもいいし、定期的な面談の時に「いつも○○をしてくれてありがとう」と伝えてもいい。

第五条

とにかく褒めて褒めて褒める。
部下は全員褒めて伸びるタイプだ。叩いて伸びるタイプなど存在しない。
仕事が遅い部下も、自分なりに頑張って仕事をしているのであれば絶対に叱ってはいけない。
仕事を完成させたら、オーバーリアクション気味に「さすが、○○さん!ものすごく助かった、引き続き宜しく!」と伝える。多少遅れてても、指摘しない。
悪い報告であっても、それを勇気を持って報告してくれた行為は褒めるべきことだ。

叱っていいのは、怠惰や不正やごまかしをした時だけである。

第六条

任せたら任せきること。
部下は、仕事を任せられるととても嬉しい。しかし、本当に任せている人は非常に少ない。
一度任せたら、最後まで口を出してはいけない。上司に出来ることは黙って最後まで見届け、全ての結果に責任を持つだけだ。

PAR5ロングホールを部下に任せる。最初の一打目でパットを持ち出しても、絶対に口出しは無用だ。
明らかに自分とは異なる方法を部下が選択しても、最後までしっかり見届ける勇気を持とう。

第七条

仕事なんか大体何とでもなる、というポジティブシンキングを保つ。
実際に、仕事は大抵の場合何とでもなる。部下が考え詰めて相談してきた時でも、「大丈夫だ」と自分の言葉でしっかりと伝えることが重要だ。
「自分も不安なんだよね」という上司には相談しないし、その不安は一気にチームの伝染していく。