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仕事の効果を倍増させる超効果的なインプット術

読書

インプットの重要性を理解するのは簡単だが、効果的なインプットを実現するのは意外に難しい。
読書をしていても、字が上滑りしてしまい何度も同じ部分を読んでも頭に入らないなんてことも多々ある。
勉強にしてもそうだ。読んでも書いてもなかなか覚えられない。

しかし、インプットの効果を上げることは実は意外と簡単だ。そのコツさえ覚えてしまえば、初めてのことでも比較的簡単に習得することができる。

今日は、効果的なインプットを実現する方法について紹介する。

インプットとは「覚えること」ではなく「理解すること」である

インプット法を紹介する前に、一つ知っておく必要がある。
インプットとは「覚えること」ではない。インプットしたい内容を、きちんと自分の頭で「理解すること」であるのだ。

では、「覚えること」と「理解すること」の違いについて、歴史に関する本の読書を例にとって考えてみよう。
覚えることとは、年号、出来事や事件の名前、大名の名前等を、意味もなくとにかく暗記することだ。前後の繋がりや、当時の人の感情等まで気を配る必要はない。だから「794ウグイス平安京」というような、本質から外れた暗記のための語呂合わせが流行する。
日本では、こうしたインプットを基本とした教育が行われているため、穴埋め問題が多用されており、やむなく語呂合わせを覚える必要がある。

一方、理解することとは、その歴史の背景を知り、臨場感を持ってその出来事を頭の中で再現できることだ。当時の人間関係や、人の想い、生活環境、通信手段等を想像することだ。
上述の平安京の例で言えば、「794年」を1年間違っても、本質的に大きな問題はないはずだ。「西暦約800年頃」と覚えておけばよく、年号よりも「西暦800年頃の日本人は、どのような服装で、どのような生活をし、どのような仕事で給料をもらい、どんな食事をしていたのか。当時の政府は、どんな法律を作り、どのような手段で政府の意思を国民に伝えたのか」等々という周辺情報を理解した方が、よほど本質的で価値がある。
大河ドラマや小説、漫画等を読むと、今まで創造が及んでいなかった描写に出会うことがある。人の想いに共感し、時に泣き、怒りを覚える。
そして、その感動を誰かに話したくなる。(もしくは実際に話し、勧める)
まさに、この状態が「理解した」状態だ。

とはいえ、インプットしたい情報は歴史だけでなく、語学学習や最新テクノロジー等、その種類は多岐にわたり、全てを小説やドラマから学ぶ訳にはいかない。
しかし、上に紹介した歴史の本の読書の事例で「どんなカテゴリーのインプット」にも当てはまる行為がある。
それは、「感動したことを誰かに話す」ということだ。ただ「伝える」のではない。
自分なりに情報を整理して、自分の言葉で伝えるということが重要だ。

理解するためには、アウトプットを意識すること

前項で色々と書いたが、効果的なインプットを実現するために必要なことは、要するに「質の高いアウトプット」を意識することだ。

会社でプレゼンをする時には、資料を全く見ずに自分の言葉で説明できるよう何度も練習するはずだ。
週末に、気になる異性とデートする予定がある時は、ファッションやデートスポットに関する雑誌やサイトを何度も読むだろう。
学校の先生は、小さい子供に分かりやすく教えるために、子供の何倍も勉強するだろう。
友達に知識を披露したい、テストで良い点をとっていい格好したい、結婚式のスピーチで上手くやりきりたい。これらの全て、アウトプットだ。

つまり、ある程度の緊張感を持った(もしくは自発的な)アウトプットを前提とした場合、インプットの効果がぐんと向上する。
「人に教えられるようになったら一人前だ」とは、とても理に適っている言い方なのだ。

海と本

簡単で効果的なアウトプット法「ブログ」

普段のインプットには必ずしもアウトプットが伴う訳ではない。とりわけインプットのメインとなるであろう勉強や読書の類については、そんなに都合の良いアウトプット局面は存在しない。
しかし実際には、すごく簡単なアウトプット法がある。
それは「ブログ」を書くことだ。

本を読んだら書評や要約をブログに書く。
勉強したら、その内容の要約や面白かったこと等をブログに書く。
ブログは世界中に公開されているので、自分の書いた記事が認められれば一気に拡散していく。「もっと良い文章を書こう」「もっと多くの人に見てもらおう」と、色々な動機が出てくるはずだ。
このように、アウトプットする状況を自ら作り出すことで、「どのように要約しようか」「どの部分を読者に伝えようか」ということを常に意識したインプットとなり、とても効率的で効果の高いインプットが期待できる。

ブログを書くことに抵抗があるのであれば、ノート(スマホやPCのメモでも良い)に要約や感想などを記録していくことで、ある程度代替できるかもしれない。(個人的には、緊張感が無くなってしまい、途中で挫折しそうだが)

やっぱり良書が効率的

インプット情報として効率的な媒体は、なんと言っても「良書」だ。
僕は読書によるインプットの推進派であり、このブログでも何冊も紹介している。
www.overwrite-save.com

本は世の中にたくさん存在するが、「良書」となった途端、かなり数は限られる。しかし、良書を紹介している(信頼できる)ブログや、周りにいる(信頼できる)本好きが推薦している本を読むことで「良書」のヒット確率は一段と向上する。

有限である人生をフル活用するためにも、一冊でも多くの良書を読もう。