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【コスパ最強ヘッドホン】SHURE「SE112」で音に没頭しよう

SHURE イヤホン SEシリーズ SE112 カナル型 高遮音性 グレー SE112GR-A 【国内正規品】

僕は音楽が好きで、よく聴いている。
あまりジャンルにはこだわらずに聴いているのだが、聴く時間の長さで言うとジャズと洋楽(特にジャズ、ロック、ヒップホップ)が多い。

今までに色々なヘッドホンを試しているが、SHUREは一番有名なSE215を一時使っていた。
SE215は、遮音性に優れていたので音楽に没頭するにはとても優れたヘッドホンだ。
僕のSE215は4~5年前に無くしてしまい、それ以降は別のヘッドホンを使っていたので実に4~5年ぶりとなるSHUREのヘッドホン。
最初はSE215か、もう一つ上のグレードのSE315を購入しようかと思ったが、ふと店頭で目に入ったのが「SE112」だ。

SE112は実売価格で約5,000円とヘッドホンの中では低価格な部類に入るのだが、SHUREがこの価格帯のヘッドホンを発売するのは始めてであることから、「実は相当の自信があるのだろう」と感じた。
こうした経緯で、プロヘッドホンメーカー「SHURE」から発売されているヘッドホン「SE112」を手に入れたので、簡単にレビューしたい。

音質

SE112を装着してまず感じるのは、SHUREの特徴でもある遮音性だ。SHUREのイヤーピースとSHURE掛け(コードを耳の上を通す掛け方)によって、外の音を極力遮断してくれているのだが、SE112でもしっかりと実現できている。

そして、その遮音性の中で感じるのが、はっきりとした低音域だ。ベースがしっかりと音楽を支え、ドラムが打つビートを底から感じることができる。低音域が薄いヘッドホンだとベースやドラムが上滑りしてしまい聴いていても安っぽいのだが、SE112は低音域のベースやドラムの音を丁寧に、しっかりと鳴らしてくれている。

特にロック等の生楽器の低音域が特徴的な音楽だと、楽器のライブ感が強く出てくる。この価格帯のヘッドホンではあり得ないほど、しっかりと空間が表現されている。
ロック好きなら、納得のヘッドホンだ。

かといって、中~高音域が悪い訳ではなく、とても良い。
僕がよく聴くジャズを何曲か聴いてみたが、ピアノもサックスも生き生きと聴こえる。ボーカルも男性、女性問わず臨場感のある音が再現されて、聴いていてとても気持ち良い。

モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス+1

モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス+1

このようにSE112は、ほとんど全ての音域を自然に表現できるので、例えばiPhoneで映画を観る時でも最適だ。
会話も自然に聴こえるし、戦闘シーンは迫力が伝わってくる。
(とりあえず、僕が観てみた動画はアメリカドラマの「フレンズ」と「スターウォーズ」)

これらの音は、とてもSE112の小さなヘッドホンから出ている音とは思えない。低音~高音まで、音がボケることなく自然に表現されており、聴きやすく非常に良くまとまっている。
ヘッドホンと言えば、「バランスドアーマーチュア」が高くダイナミックドライバーは安くて低品質が暗黙の常識だったが、SE112でその常識は見事に破られた。今までに聴いた、数万円のバランスドアーマーチュアヘッドホンよりも、自然で丁寧でダイナミックな音を体験できる。

また、イヤーチップも2種類入っており、それぞれで聴こえ方が変わる。
ジャンルによってイヤーチップを変えても良いが、僕は面倒なので1種類で固定している。しかし、好みのイヤーチップを探すために、聴き比べる作業は念入りに行う。(この聴き比べ作業が楽しい)

まとめ

結論的には、SE112は買いだ。
正直言って、SE215と区別することはほとんど難しい。(今回SE112の購入をきっかけに、店頭のSE215と聴き比べをしてみたが、SE112の方が良かったのではないかと思う)
他の数万円程度のヘッドホンと比較しても、音の特徴の違いはあるにしても、その良し悪しを判断することはほとんど無理だろうと感じた。
価格やメーカーを明かされずに音だけを聴いた場合、価格を言い当てることは到底できないと思うレベルの高音質だ。

ヘッドホンデビューの方も、ヘッドホンマニアの方も、満足すること間違いないコスパ最強ヘッドホン。
また未体験の方は、ぜひ一度「SE112」の実力を肌で感じて欲しい。