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趣味も仕事も、本気で楽しむオトコのブログ

会社に行くのが辛い人に向けた、仕事に対する考え方のアドバイス

Think BIG

会社という組織に所属すること

会社は、理不尽の塊だ。
組織は理屈ではなく感情で動く。

優秀で人望のある人が上司となり、正論がまかり通り、自分の成果はきちんと評価され、喜びをチームとして共有する。
そんなドラマのような理想はすぐに打ち消される。


保身や自分の昇進ばかりを考える上司に叱責され、そんな上司と同じ考えを持つ同僚が出世頭となり、そんな同僚はあなたが失敗することを願いながら表面的な友情を装って声をかけてくる。
仕事が終わっても、つまらない上司に酒を注ぎ、つまらない話を聞き、帰宅すれば午前様。
明日もまた朝から仕事だ。

会社を選んでいた学生の頃は、大きくて名前の通った会社に入ろうと躍起になっていたかもしれないが、長く仕事をすればするほど理想と現実のギャップに苛まれるはずだ。

辛い思いをさせても自分を慕うような素振りを見せる部下を持つことで承認欲求を満たし、そうすることが会社で働く人の正しい価値観であるかのような文化が出来上がっている。
何のために仕事をしているのかを忘れ、身体や心に鞭をうち、理不尽を耐え忍び、上司に媚を売ることこそ美徳であると信じる。

会社という組織は感情で動き、政治で成り立っている。そういう社会なのだ。

もし、そんな会社生活を送っているのであれば、本当にその会社で仕事を続ける意味があるのだろうか。
僭越であるが、ぼくなりの仕事感について記したい。

自分の頭で考え抜くこと

会社の文化に染まってはいけない。
会社の常識は、世間の非常識である。

不正会計、リコール隠し、燃費データ改ざん、長時間残業等々。

近年起きたこれらの事件は、従業員一人の不正ではなく、会社の文化として意識的に行われた不正だ。
上司からの指示に従い、不正に加担することで初めて評価の土台に上がる。指示に従わなければ、左遷や降格だ。
あなた以外の仲間は上司の指示に従って黙々と作業をしている。
この中で、あなたはどのように行動するだろうか。

こういった中でも、堂々と正義を振りかざし、指示に抵抗することのできる人になるべきだ。
自分の価値観や考え方を信じて、どんな小さな違和感も見逃さず、おかしいことをおかしいと気付くことのできる感覚を持ち続けて欲しい。

そのために、出来るだけ色々な世界や情報に触れ続けよう。
会社の人間や、同じ境遇の友人とだけ繋がるような生活はやめよう。

旅行に行き、本を読み、全く考えの違う人と会話をして、自分の感覚で物事を感じよう。
みんなと同じことはなんの価値もない。みんなと違うからこそ価値がある。
何も恐れず、自分の素直な価値観を信じよう。

会社の中にあなたが存在するのではなく、あなたの世界の中にその会社が存在するだけなのだ。

風車

一人で稼ぐことのできる人間になること

会社での価値よりも、社会での価値の方が重要である。
会社にいると社会での価値は気にならなくなってしまう。

会社の中の価値ばかり意識し、上司に媚を売り、仲間を蹴落とすことばかり考える。
周りは、自己顕示欲や承認欲求の塊なのだ。

冷静に考えて欲しい。
その会社は、あなたの一生を面倒見てくれる訳ではない。
定年退職日を迎えれば事務的に退職処理がなされ、リストラになれば肩を叩き、資金が回らなくなれば倒産する。
その時、あなたに残った価値を考えたことはあるだろうか。
家族を省みず、全てを犠牲にする価値は、そこにあるだろうか。

あなたを雇う会社も、あなたに指示を出す上司も、あなたのことを真の意味で親身に考えてなんてくれない。
会社はあなたを雇用するための慈善事業ではない。

決して、会社の中の小さな世界ばかりを見て仕事をしてはいけない。
生活の中心が会社になってはいけない。
会社なんて、いつでも辞めてやればいい。
会社にしがみつく根性があるのなら、会社を辞める勇気なんてちっぽけなものだ。
自分らしく仕事ができる場所は、世の中に無数にあるのだ。

だからこそ、外の世界を知り、いつ辞めても生きていけるだけの社会的価値を高めよう。