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趣味も仕事も、本気で楽しむオトコのブログ

【スニーカー愛が止まらない】ニューバランススニーカーの型番と特徴

ニューバランス ジョブス

スニーカーを愛して止まない人がいる。
コーディネートは、スニーカーを基準にして考える。街を歩く人のスニーカーをウォッチする。気が付けば、シューズクロークがスニーカーで溢れている。
僕もそんなスニーカージャンキーの一人だ。

一言でスニーカーと言っても数多くのスニーカーがあるが、基本にして機能も優れておりデザインも秀逸なスニーカーと言えば「ニューバランス」を挙げる人が多い。

今日は、ニューバランスのスニーカーの型番について紹介していく。

New Balanceは、1906年にアメリカのボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして誕生。
「履いた人に”新しいバランス”感覚をもたらす」というコンセプトに基づいたブランド名の通り、足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への深い理解など、長年の間に培ったノウハウをもとに、1960年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始。1970年代の後半には「インステップレーシング」なる独創的なシューズコンセプトを確立。それを具現化したシューズを発表するや、ランナーから絶大な支持を獲得。以降、伝統を継承しながらも、最新のテクノロジーを集結し、よりよいフィット性を追求するシューズづくりを行っている。

500番

ニューバランスのスニーカーの中でもアイコン的なモデル。1万円台のものは中国製であることが多いが、メイドインUSA、メイドインUKモデルのものは2万円を超える。
デザインやカラーの種類も豊富。丸みのあるシルエットが特徴。
元々は、オフロードでの使用を想定されて作られているモデル。

[ニューバランス] スニーカー ML574(旧モデル) VGGRAY 27.0 D

900番

「990」から始まった型番。500番台よりも先にリリースされている。この製品は、殆どがメイドインUSA、メイドインUKとなっており、価格も2万円台と高め。900番台はグレーがメインカラーとなっている。
500番と違い、舗装路での使用を想定されている。アッパー、ソール共にシンプルなデザインが多い。
スティーブ・ジョブスが「M990」を使用していたことから、大ブームを呼んだ。
最近でも「M990」の復刻版が登場し、一瞬で売り切れて入手困難になる人気ぶりだ。
ニューバランスを買おうと思っている人は、M990を買えば間違いない。

[ニューバランス] スニーカー MRL996(現行モデル) メンズ AG(クールグレー) 27 cm D
[ニューバランス]New Balance Classics メンズ M990 スニーカー BLACK SUEDE ブラック US12(30.0cm) [並行輸入品]

1000番

1300番から始まったフラッグシップモデル。リリースされる時代の技術をとことんつぎ込んだシリーズ。
その歩き心地の良さから、あのラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛した。(ラルフ・ローレンの愛用は「M1300」)
スニーカー界のロールスロイスとまで言われている。
3万円を超えるものもあり高額ではあるが、ニューバランス好きを語る以上、一足は持っておきたい。

[ニューバランス] NEW BALANCE M1300CL GREY 【MADE IN U.S.A】 [並行輸入品]
[ニューバランス] スニーカー M1400(NAVY/26cm)

2000番

「新次元への挑戦」をテーマに、新技術が投入されている2000番台。
近未来的で豪華な雰囲気を醸し出しているのが特徴。1000番に続くフラッグシップモデルであり、隠れファンも多い。

(ニューバランス) New Balance 2040 V3 メンズ ランニングシューズ [並行輸入品]

自分の悩みなんてちっぽけだ、と思わせてくれる爽快なミステリー小説【キャプテンサンダーボルト(著:阿部和重×伊坂幸太郎)】

キャプテンサンダーボルト 上 (文春文庫)
キャプテンサンダーボルト 下 (文春文庫)

感想

僕は、伊坂幸太郎のファンの一人だ。
そのため「伊坂幸太郎」が書いた作品が発売されるたびに目を通しているのだが、今回紹介する「キャプテンサンダーボルト」を見つけた時には、驚かされた。
なんと他の作家との合作なのだ。それも阿部和重である。

阿部和重について、最初に触れておきたい。
僕は何冊かの彼の小説を読んだことがあるのだが、周囲からの評価が高いにも関わらずデビューからしばらくは大きな受賞はほとんどしたことがないため「無冠の帝王」と呼ばれていたらしい。2005年に「グランドフィナーレ」という小説で芥川賞を受賞しているが、小説家としての知名度は伊坂幸太郎に比べると広まっていないと思う。僕は、芥川賞を受賞した「グランドフィナーレ」で初めて阿部和重を知り、そしてこの本を読んだのだがとても面白いミステリーだった。
そして、『文藝別冊 伊坂幸太郎 デビュー10年新たなる決意』というメモリアル冊子にエッセイを寄せたのが阿部和重である。(この文藝別冊は、伊坂ファンならかならず入手すべき1冊だ)
この辺りをきっかけに2人の親交が深まり今回の共著の企画も生まれたのだと想像される。伊坂幸太郎は東日本大震災を受けて作家を辞めることまで考えていたそうだが、その際に既に企画アイデアが出ていた「キャプテンサンダーボルト」だけはやりたい、と考えていたらしい。

このように、伊坂幸太郎も心待ちにして望んだ本作なのだが、どのように執筆が行われたのかは明らかになっていない。
章毎に担当したのか、シナリオと作文を分担したのか、それは読者の想像に委ねられている。それを想像しながら読むのも、本作の大きな魅力の一つだろう。(これを想像させる、ということも楽しみの一つとして意図的に提供されているのだろうと推測する)

あらすじ(途中まで)

主人公の一人である相場時之は、相場は、いつもヘマを犯してしまい、貧乏くじを引いてしまうことが多いのだが、今回は後輩の女子を怪しい芸能事務所から助け出そうと首を突っ込んだところで、何故か相場自信が借金を負うことになってしまった。
相場は、実の母が実家を売却して借金の返済をしていたことを知り、実家を取り戻すために今すぐにでも大金を手に入れる必要があった。

そんな中、とある怪しい健康水を売る詐欺集団の首謀者をホテルへ呼び出して、取引の末に大金を引っ張ろうと目論んでいたのだが、そのホテルで手違いが発生してしまいロシア人ギャングと鉢合わせになる。
相場は、いくつかのやり取りの末に手違いに気付くのだが、今度はロシア人ギャングと取引をしようと目論む。とはいえ、邪魔な人間は躊躇も無く殺してしまうような連中にまともな取引はできず、逃げる、逃げるの繰り返しだ。

相場は、逃げている最中に偶然再会した幼馴染の井ノ原を巻き込んでしまう。
井ノ原は、面倒に巻き込まれるのは嫌なのだが、息子の病気の治療費で家計が火の車であり、大金が欲しいという動機があったために相場に着いていく。

ロシア人ギャングは、どうも山形県蔵王にある五色沼の水が欲しいらしい。
この五色沼の水は、細菌に侵されており、日本人は予防接種を義務付けられ、沼の周囲は立ち入り禁止となっていた。
一体、五色沼の水にどんな秘密があるのか。かつて第二次世界大戦中の東京大空襲の時、たった3機のB29だけが山形県の蔵王に向かった。遭難ではなく、目的を持って。そして、日本軍は五色沼で極秘に細菌兵器の研究を続けていた。

相場と井ノ原は、五色沼の水を持ってくることを条件に、大金を引っ張ろうとするが果たして。

様々な情報と思惑が入り乱れる中、爽快でポップストーリーが進んでいく。

【かなり使える】Googleの写真編集アプリ「Snapseed」で簡単編集してみた【ホノルル編】

Googleが提供している写真編集アプリ「Snapseed」を使って、一眼レフで撮った写真を編集してみた。
スマートフォンで直感的かつ簡単に写真をそれっぽく編集できるので、手軽に撮ったスナップ写真なんかを修正するにはとても使い勝手が良い。アプリの内容や使い方はググればすぐに出てくるだろうから、この記事では割愛する。

今回は、僕が昨年ハワイで撮った写真を「Snapseed」で編集してみたので、何枚か紹介したい。
ちなみに、編集前の写真の何枚かは、過去の記事にアップしているので、見比べてみるとさらに良さが分かると思う。
www.overwrite-save.com


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誰よりも早く昇進するための、たった8つのチェックリスト

旅行、電車

1. 他人のために仕事をしたか

人間は利己的な生き物であり、無意識に生活していると自然と「自分のため」に仕事をするようになる。
仕事の目的が「自分が評価されるため」「自分にとって有利になるように」等、利己的、保身的な方向になった瞬間、仕事の本質的価値はグッと下がってしまう。そして、優秀な上司は、それを一瞬にして見破る。
仕事は、「エンドユーザのため」であり、「周囲の同僚や上司、取引先のため」である。自分の周りの人にとって、一番役に立つ仕事をしようと思ったら時には自分にとって不利で犠牲的な選択をしなければならないこともある。しかし、その判断に基づく仕事こそ、最も価値のある仕事なのだ。

2. 他人を変えようとせず、まず自分が変わったか

人間は弱い生き物なので、まず人を指摘して変えようとしてしまう。
自分と相手にとって否の割合が五分五分の場合なら、何とか自分を改めようと思えるかもしれないが、相手が9割悪い場合でも、それを指摘してはいけない。まず、自分の1割の否を改めることが重要だ。
その行為を目の当たりにした相手は、こちらから指摘するまでもなく自らを省みて9割の否を改めるように行動するだろう。誰かに指摘されると変わるものも変わらないし、自ら反省して改めた行動の方が、よほど意味がある。
(こちらが行動を改めても、行動を変えようとしない相手の場合、指摘したとしても変わるような人ではないので、それ以上期待するのは止めよう)

3. ありがとう、をきちんと伝えたか

感謝の気持ちを伝えられて嫌な気持ちに人はいない。どんな小さなことでも「ありがとう」ときちんと伝えるだけで人間関係はグッと良くなる。
簡単な報告であっても、報告をしてくれたことを当然のことだと思わず「ありがとう」と一言添えよう。

4. 相手の話を最後まで聞いたか

相手の話を遮って、自分の考えをひたすら話す人がいる。多くの場合、遮られた方が大人なので、話すことを中断して聞く側に回っている。
最悪の場合は、相手の話したい内容と、遮ってまで話た返答が噛み合わない場合だ。まるで、早押し問題を早く押しすぎたためにトンチンカンな回答になっている三流回答者のようで、とても滑稽だ。
これがビジネスの場で発生した場合、その場にいる全員から人としてとてつもなく低い評価を下されることになる。
言いたいことがどれだけあっても、相手が話し終わるのをしっかり待とう。

仮に相手が話しを組み立てるのが下手で、ストーリーもバラバラ、話の論点が定まらないような場合は、「一つずつ解決したいので、ここで回答を挟んでも良いですか」等、きちんと相手の許可を得てから返答をしよう。

経営者は昇進・昇格する人材をどのように見分けているのか: 社員の動機づけと顧客価値実現に成功する組織作りのために

5. 否定的な意見をせず、建設的意見を述べたか

自分のことを優秀だと勘違いしている人に多い。とにかく「これが駄目」「これ間違い」等と、駄目なところを否定する。こういった人の目的は、相手を蹴落とすことで自分を有利な立場に置きたいという下衆な思惑があるためだ。
「ここが駄目」というのではなく「こういったことを考慮してはどうだろう」「もっとこうすると、話が通りやすいのでは」等、建設的なアドバイスをしよう。

6. できない理由ではなく、できるようにするための方法を考えたか

多くの人は変化を嫌う。あるプロセスを変化させることによって、自分の仕事が変わったり、無くなったりすることを恐れている。
この変化への恐怖や不安から、できない理由を探す人が多い。できない理由だけを探し、あたかも正論の理詰めで変化を止めてしまう。しかも、変化の結果として全体最適となる場合であっても、構わず否定してくる。
こういった人は、組織やビジネスにとって害でしかない。できない理由を探すのはとても簡単で、生産的ではない。
どのような困難なことでも、自分の仕事が変わったり無くなったりするような提案でも、どうすれば最善手で実現できるのかを考え発言しよう。

7. 陰口を叩かなかったか

陰口は、必ず本人に届く。陰口を耳にした本人は、陰口を言った当人のことを一瞬にして信用しなくなる。そして、その信用不安は、一気に周囲に広がる。いつ何時、自分が陰口を言われるのか分からないからだ。
決して悪口を言ってはならない。何か言いたい不満があるのなら、持ち越さずに本人に直接伝えて、その場で解決していこう。そういった真摯な態度が、信用獲得に繋がる。

8. 途中で投げ出さず、最後までやり切ったか

精神論を振りかざす訳ではないが、最後の最後で一番大切なのは、やはり「気持ち」だ。
どのような困難なことでも、決して諦めずにやり抜くこと。
その姿勢を、みんなが見ているし、それを見た人はあなたのことを頼りにするはずだ。
上司として、右腕に置いておきたい人物は「気持ち」で絶対に負けない人だ。

この1年で、Amazonで買ってよかったもの10選【2017年版】

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超コスパ最強ヘッドホン「SHURE SE112」

SHURE イヤホン SEシリーズ SE112 カナル型 高遮音性 グレー SE112GR-A 【国内正規品】
約5,000円で有名なSHUREの驚くべき音環境を手に入れることができる。
数万円するヘッドホンと比較しても決して劣ることのない音質だ。iPhone等のスマホに保管している音質の音源(ハイレゾでないもの)であれば、SHURE112以上の金額を出しても変わらないと感じる。それくらい、出来が良く、コスパが高い。

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毎日手作りヨーグルト「ヨーグルトファクトリー」

ヒロ・コーポレーション ヨーグルトメーカー HG-Y260
R-1ヨーグルトは身体にも良く、インフルエンザにさえ罹りにくくなるという噂もあるヨーグルトだ。
しかし、1本130円程度するため毎日飲もうとするとそれなりの出費になってしまう。
そんな悩みを一発で解決するのが「ヨーグルトファクトリー」だ。1リットルの牛乳パックに、R-1ヨーグルトを1本投入し、「ヨーグルトファクトリー」にセットすれば、8時間後に1.1リットルのR-1ヨーグルトが出来上がっているのだ。
もちろん、他のヨーグルトでも製造可能なので、自分の好みのヨーグルトを作ってみよう。

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毎日フレッシュジュースで朝ごはん「ヒューロム スロージューサー」

ヒューロム ヒューロムスロージューサー フェラーリレッドHUROM H-AA-RBA17
有人たちからもらったプレゼント。ヒューロムのスロージューサーだ。
果物や野菜を入れてスイッチを押すと、ゆっくりとジューサーが回り始めるのだが、ミキサーのように刃でみじん切りにするのではなく、じっくりと果汁を搾り取っているイメージだ。
唯一の悩みは洗うことに手間がかかることなのだが、それを差し引いてもお店で売っているような美味しいフレッシュジュースを飲めることは嬉しい。

ノンシリコンシャンプー「デミ ミレアムシャンプー&コンディショナー」

デミ ミレアムヘアケア シャンプー800ml&コンデショナー800mlセット
髪や頭皮への健康を考えると、市販のシャンプーよりもサロンで使っているノンシリコンのシャンプーを使うほうが良いというのは、既によく知られている。
ノンシリコンのサロン用シャンプーというと高価なイメージがあるのだが、僕が通っている美容師さんからお勧めしてもらったのが、この「デミ ミレアムシャンプー&コンディショナー」だ。
シャンプー、コンディショナー共に1,800mlという大容量で、値段が二つ併せて3,600円程度なので、場合によっては市販おシャンプーよりも安い価格で高品質なシャンプーとコンディショナーが手に入る。匂いも良く、洗い上がりも良い。

写真がぐっと楽しくなる一眼レフ「NIKON D5500」

Nikon デジタル一眼レフカメラ D5500 ボディー ブラック 2416万画素 3.2型液晶 タッチパネル D5500BK
最近はスマホのカメラで随分良い写真を撮ることができるので、カメラという端末の出番が減っているらしい。
しかし、改めて一眼レフという「カメラ専用端末」で写真に専念すると、スマホカメラとの違いは歴然だ。撮りたい瞬間を、まるで目で見ているかのような画像で閉じ込めるというのは、とても有意義で面白い。レンズを交換することで、実に様々な写真を撮ることができるのも魅力的であるし、スマホカメラでは真似できない。
また、一眼レフデビューすると、毎日の景色一気に違って見えてくる。常に構図を意識し、シャッターチャンスがないか意識するようになる。
きっと、今まで見過ごしていた新しい発見に出会うことができるはずだ。

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一眼レフ用レンズ「NIKKOR 35mm f/1.8G」

Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
一眼レフの楽しさにグッとハマったレンズであり、初めて買い足したレンズでもある。
標準レンズは18-140mmなので比較的守備範囲も広く、また画質も良いので概ね取りたいものを取ることができる。
しかし、スナップ写真を撮ろうと思うと、明るい(F値の小さい)レンズが欲しくなってくる。これは、一眼レフを手にしたほとんどの人に訪れる衝動ではないだろうか。
ニコンだけでなくキャノンもそうなのだが、レンズの楽しさを気軽に味わえるように「35mmの短焦点レンズ」を安く提供しているのだ。
気軽に追加レンズを手にすることができ、標準レンズでは味わえない写真の楽しさを知ることができる。そして、この瞬間にどんどんレンズが欲しくなる、いわゆるレンズ沼にハマっていくことになる。

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オトコを刺激するレッドウイングブーツ「ベックマン 9011ブラックチェリー」

[レッドウィングシューズ] RED WING SHOES ブーツ クラシックドレス ベックマン 9011 BLACK CHERRY(Black Cherry/8)
質の良いレザーブーツをしっかり手入れすれば、一生履き続けることができる。
このブーツも、一生モノを手に入れるつもりで購入した。アマゾンはレッドウイングの正規取扱店なので、ブーツの品質は全く問題ない。
「ベックマン」というブーツの名は、レッドウイングの創業者の名前から取っている。レッドウイングの創業者は「本当に良いブーツだけを作る」という強い気持ちで創業しており、そのこだわりを詰め込んだのがこのブーツだ。
革全体の数%しか取れない「フェザーストーンレザー」という高品質レザーを用いており、レザーから放たれるツヤは、履けば履くほど美しくなる。
さらに、アマゾンが定期的に実施しているセールで、約30%オフで購入することができたのも大きなポイントだ。

新旧カッコいいとこ取りテーパードデニム「リーバイス 501T」

(リーバイス)Levi's 501(R) CT-カスタムテーパードKOBORI 28894-0001  Dark Indigo - Flat Finish 30
デニムといえばリーバイス。リーバイスといえば501。
男なら、必ずと言っていいほど持っているデニムだが、501を現代風シルエットであるテーパード仕上げにした「501T」を知っているだろうか。
「501T」のTはテーパードのTなのだが、そもそもテーパードとは足首に向かってどんどん細くなっていくシルエット加工のことを言う。
スキニーのように細すぎず、ストレートのようにどっしりしていない、ほどよいスリム加工がテーパードだ。
「501T」はデニムなのでアメカジコーディネートはもちろん合うし、きれいめコーディネートでもしっかり合わせられる。
使い勝手の良い「501T」は、持っておいて損はない。

気軽にゴルフクラブを持ち運びできる「キャロウェイ ゴルフクラブケース」

Callaway(キャロウェイ) クラブケース Sport クラブケース 2017年モデル メンズ 5917150 ホワイト/ブラック/レッド
今年からゴルフデビューを果たした。
週に一度のレッスンに通いながら練習をしているが、レッスンで習ったことを復習するには、やはり「打ちっぱなし」に通うしかない。
ゴルフクラブは練習場でもレンタルしているのだが、やはり自分のクラブを使いたい。かといってキャリーバッグで全てのクラブを持ち運ぶのは大変。という人に持ってこいなのが、このクラブケースである。
これは、5~6本までを入れるためのケースなので、とてもコンパクトで軽量だ。実際に練習で使うクラブの本数も多くて数本であり、このクラブケースで収容できる本数で十分である。これからは毎回車を使わなくても、自転車で気軽に練習場に通えるようになりそうだ。

とにかく色々とお得な「Amazonプライム会員」

Amazon Prime
実は、間違ってスマホをタッチして半ば不本意にプライム会員になってしまったのだが、想像を絶するほど良かった。(今まで入会していなかったことを後悔した)
プライム価格で購入でき、送料も無料で即日届くというショッピング上の特典も去ることながら、一番恩恵を受けているのが「プライムビデオ」だ。
かなり多くの作品を無料で楽しむことが出来る。Amazonプライム会員になってから、それまで入会していた「Hulu」を解約した。妻も私も映画が好きなので、休日はプライムビデオにとてもお世話になっている。また、海外ドラマも豊富にあるので、iPhoneにダウンロードしておくことで、電車の中でも気軽に楽しんでいる。
他にも特典色々付いているのに、たった年間3,900円という魅力的な価格だ。

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【無意味な社員研修】「実行に移すこと」を教育しないから、社員が成長しない

仕事

多くの企業では社員教育に力を入れている。
大企業ともなれば、質の高い研修プログラムを高額で購入して社員に様々ことを教育する。

しかし、研修がアウトプットに活かされている事例を見たことがない。
1. なるほど、こういうことか。
2. 研修ではプレゼン役を買ってでよう。アウトプットも頑張るぞ。
3. たくさん勉強したな。明日から仕事頑張ろう。
4. 実行しない。

意欲的に研修に取り組む社員こそ貴重なのだが、結局研修の内容が仕事に活かされないため「学び」を得たとは言えない。(意欲すらない人は論外だが)

一方で、きちんと「学び」を得られる人はこう考える。
1. なるほど、こういうことか。仕事で使うとどうなるんだ。
2. 来週納期の資料があるから、今回のフレームワークを試せそうだ。
3. 仕事で実行。
4.実務的にはこうした方が使いやすいな。(又は、このフレームワークは使えないな)


実行に移すか移さないかで本当の意味での「学び」になるかどうかが決まる。
これが、圧倒的な差となる。

しかし、残念ながら社員研修の対象としている社員は、ほとんどが実行力のない社員である。知識は賢いので研修はそつなくこなし、研修としてのアウトプットも質が高い。ただし、研修も仕事で活かされなければ、研修費を捨てたことと同義である。

もともと実行力のある人間は、研修など関係なくありとあらゆる局面から情報をインプットし、それを繰り返し実行することができている。
つまり、「とにかくすぐに行動に移してみる」ということを叩き込むことで、日常のインプットを実行に移すクセがつき、放っておいても成長していく社員になる。
この土台で完成して初めて、インプット中心の研修が意味を持ってくる。

実行力を身につけることが、成長のエンジンである。

自分の体験をブログに書くだけで、誰でも稼ぐことができる説

旅行

自分の体験は、他人にとって価値のある情報である

自分自身にとって価値のある情報は何があるだろうか。

  • 英語の学習方法
  • 美味しい食事ができるお店
  • ゲーム攻略情報
  • ゴルフノウハウ
  • ファッションコーディネート
  • 仕事に関する最新情報
  • おすすめiPhoneアプリ
  • 一眼レフの写真の撮り方

挙げればキリがないが、これらは僕がこの一週間で得た情報であり、全て個人のブログに書かれていた情報だ。現実の個人が誰かは分からないが、これらの情報は十分信用できるものだと判断しているし、実際的にとても有用なものだ。(かえって企業が運営するメディアの方が、広告バイアスがかかっていて情報が偏重していることが多い)

ここで改めて僕がアクセスした情報を見てみると、何も特別な情報でないことが分かる。
美味しいお店にしても、ゴルフのノウハウにしても、それを趣味とする人にとってみれば日常でインプットされた情報をアウトプットしているに過ぎない。
つまり、自分自身が日常で体験をしていることが、他の誰かにとって価値のある情報であると言える。

「寝心地の良かった枕」「最近注目しているお笑い芸人」「コスパ最強のコンビニ弁当」
このような日常のどんなことであっても何かしらの情報になり得るし、これらの情報は他の誰かにとっては何らかの価値がある情報になるのだ。
自分の体験したことやインプットした情報を、誰かに提供する(シェアする)という意識を常に持つだけで、自分の日常生活が価値のある情報で溢れていることに気付くはずだ。

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

情報の価値を損なわせずに伝える

価値のある情報を誰かに伝える場合、その価値を損なわずに伝達する必要がある。
そのためには文章力や表現力がとても大切になってくる。

例えば、「寝心地の良かった枕」を紹介する記事を書こうとした場合、普段使っている枕の寝心地だけをいくら伝えてもなかなか伝わってこない。
このような場合、「複数の枕で寝てみた寝心地ランキング」や、「眠れないという友達10人中9人が認めた寝心地最強の枕」等、個人の感想だけを述べるのではなく、比較やアンケート等を用いることによって寝心地の良さを際立てることによって、読者としても「この枕良さそうだな」と納得感が得られる。
(比較やアンケートを用いなくとも、圧倒的な文章力で寝心地を表現してももちろんOK)

つまり、自分の体験を他人に価値のあるように伝えるためには、「伝え方」がとても大切な要因であり、伝え方一つで情報の価値は何倍にもなるしゼロにもなり得る。

とはいえ、文章力や表現力は一朝一夕で身に付くものではない。
教科書を読むだけで簡単に身に付くものでもない。
自分自身が読んでいて「分かりやすい」と感じた文章を何度も読み、それを参考に何度も記事を書き続けることによって、少しずつ書く技術が身に付いてくる。書き慣れない人にとっては途方も無く難しい話に聞こえると思うが、伝える技術なくして記事に価値なし、であることを忘れないようにしよう。

ジープ

メディアとしての価値が大きくなる

良い情報というのは、必ず他の誰かに伝えたくなる。
友達、家族、学校や会社等、色々なところで伝染していく。
情報の伝染はネズミ講式に拡大していくので、良い情報は驚くほどあっという間に拡大していく。
言うまでも無いが、今はSNSによって情報の伝染速度は圧倒的に速くなっている。
こうした背景によって、多くのブロガーは「記事を新規で投稿してバズらなければ、その記事は価値が低い」と評価しがちだ。しかし実際はそうではない。

ブログのアクセスは検索エンジンからの流入が多くを占めるが、検索エンジンからはブログの記事が多ければ多いほどメディアとしての価値が大きいと判断される。
ブログの記事が多いということは単に情報量が多いということだけでなく、ブログのドメインの年数が経過したり、ブログの外からのリンクが増えたりすることによって、ブログの信用力が増加するということだ。
つまり、時間が経過し、記事の投稿数に比例して、検索エンジンからの認知度が増えていくことになるため、記事が持っている本来の価値が評価されるのは随分と後になる。

まずは100記事だとか、タグがどうだとか、色々なSEOに関する情報が溢れているが、SEOにとって何よりも重要なことは、「実質的に読者にとって価値のある情報」が存在することである。
つまり、小手先のSEO対策は一切せずに、実質的に価値のある情報が存在するブログであれば、何もせずともブログは検索エンジンから信頼されていく。(今後はGoogleを初めとするテクノロジーの進化によって、実質的な情報の価値をより実際的に測定できる世界になっていくはずである)

色々書いたが、要するに「読者にとって価値のある情報が存在するブログ」を書き続けていけば、必然的にブログはメディアとしての価値が向上していくということだ。

①自分自身の体験
②他人にとって価値のある情報
③ブログに投稿
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男勝りの海賊姫による苦悩や激闘を描いた感動の歴史小説【村上海賊の娘(著:和田竜)】

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

概要

2014年の本屋大賞を受賞した本作。著者の和田竜氏は「のぼうの城」等を手掛けた歴史小説家である。
和田竜氏の書く小説は初めて読んだのだが、一般的な歴史小説と比較してエンターテイメント性が高く、現代小説を読んでいるかのような読み易さがある。物語も、単に歴史をなぞるだけでなく、読者を引き込むような文体となっていて面白い。

本書「村上海賊の娘」のあらすじに触れておくと、時代背景としては1500年の後半、戦国時代の後期にあたる。
この時代は、全国統一に向けて織田信長が勢いを増している頃であり、本書で描かれる時代はまさに全国統一の足掛かりの一つとして、織田信長が浄土真宗の本願寺法主顕如が立て篭もっている大阪本願寺を攻め落とそうとする戦である。俗に言う「石山合戦」だ。

石山合戦自体は、1570年10月11日から1580年9月10日までの約10年続くのだが、この合戦の内、1576年に勃発した「第一次木津川口海戦」を舞台としている。
第一次木津川海戦については、Wikipedeiaから概要を抜粋しているので、以下の引用を見て欲しい。

天正4年(1576年)春、顕如は毛利輝元に庇護されていた将軍足利義昭と与して三たび挙兵した。信長は4月14日、明智光秀らに命じて石山本願寺を三方から包囲した。しかし、包囲後も本願寺は楼岸(現大阪市中央区)や木津(同浪速区)から海上を経由して弾薬・兵糧を補給しており、織田軍が木津を攻めると、本願寺軍は逆に1万を超える軍勢をもって木津の織田軍を蹴散らし、天王寺砦付近まで攻め入った(この時に包囲軍の主将であった塙直政が戦死している)。危機に陥った光秀は砦に立て篭もり、信長に救援を要請した。
この敗報を聞いた信長は、すぐさま諸国へ陣触れを発したが、突然のことであるために兵の集結が遅かった。そのため信長は痺れを切らし、3000ばかりの兵を連れて天王寺を包囲している15000余の本願寺軍に攻めかかった。また、包囲を突破して砦に入ると、すぐさま光秀はじめとする砦内の兵等と合流して討って出た。そのため、篭城策を取るものと思い込んでいた本願寺軍は浮き足立って敗走し、石山本願寺に退却した(天王寺合戦)。その後、信長は石山本願寺の四方に付城を住吉の浜手に要害を設け、塙直政の後任の司令官に佐久間信盛を任命して本願寺を完全包囲下に置いた。
経済的に封鎖された本願寺は、毛利輝元に援助を要請した。輝元は要請に応じ、7月15日に村上水軍など毛利水軍の船700から800艘(実際は600艘程度と言われる)が兵糧・弾薬を運ぶために大坂の海上に現れた。織田軍はすぐさま、配下の九鬼水軍など300余艘で木津川河口を封じたが、毛利水軍は数の利を生かして焙烙火矢で織田軍の船を焼き払い、大勝して本願寺に兵糧・弾薬を届けた(第一次木津川口海戦)。信長は仕方なく、三方の監視のみを強化して一旦兵を引いた。

上記にある通り、本願寺に兵糧や弾薬を届けた「村上水軍」こそが、本書「村上海賊」のことである。

本書のタイトルでもある村上海賊の娘とは、当時瀬戸内海を牛耳っていた村上海賊の当主である村上武吉の娘「景(きょう)」のことなのだが、「景」は西洋の女性の様な美しさと、瀬戸内海で海賊働きをする男勝りな性格を持ち合わせた女性であったそう。
この「景」の美貌は、当時の日本では醜女(しこめ)と呼ばれ、男から相手にされない部類だったようだ。しかし、当時西洋と交流のあった大坂あたりでは西洋人の美しさが認められているという噂を聞きつけ、とある理由で大坂へ向かうと「べっぴんさん」と男たちからもてはやされ、いい気になってくる。
その後大坂で過ごしている時に、眼前で本願寺勢と織田勢の戦を間近で見た「景」は、男たちの戦を肌で感じて自分の甘さや弱さを知り、心底落ち込んで実家へ帰ることになる。
実家に帰った景は、しばらく大人しく過ごしていたのだが、大坂へ残した本願寺勢たちを救うべく一人で大坂の織田勢へ立ち向かっていく。

感想

女性が主役となる戦国歴史物語は珍しいが、女性が主役だからといって戦国時代の荒々しさがぼやけてしまうことはない。むしろ、戦国時代の荒々しさがありありと伝わってくる。
小説の冒頭では、女性である「景」が自分たちの領域に入ってきたよそ者の首を、躊躇なく切り落とすシーンが繰り広げられる。
そんな「景」を荒くれ者の海賊衆が慕って着いてくる様子等も面白味があり、現代に求められる女性リーダーの資質を持ち合わせているのかもしれない。

「景」は理性よりも本能や感情で行動する女性である。政治的な判断や理性的な考え等は関係なく、自分自身の正義に基づいて行動していく。そのため、一見すると破天荒な行動に見えるが、実は彼女自身の行動は一貫しており、人を騙したり欺いたりすることに対して強い怒りの念を抱き行動に移していく。
怒り、悩み、泣き、落ち込み、笑い、周囲をどんどん魅了していく様は、読んでいて感情移入しやすく、痛快だ。
声を出して笑ってしまう描写もれば、小説のクライマックスでは思わず泣かされてしまった。

また、小説の中には、実際に参考にした当時の文献の引用が多くみられる。特に「信長公記」と呼ばれる、織田信長の一代を記した文献の本文が引用されている等、歴史を知るという意味で非常に参考になる部分も多かった。(この「信長公記」は江戸時代に編纂された歴史文献で、信長を知るための信頼の高い史料とされている)

歴史小説が好きな人だけでなく、現代エンターテイメント小説が好きな人にとっても、十分満足の出来る感動的な歴史小説であることは間違いない。
村上海賊の娘「景」の熱い気持ちに振り回されてみては如何だろうか。

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

村上海賊の娘(二) (新潮文庫)

村上海賊の娘(二) (新潮文庫)

村上海賊の娘(三) (新潮文庫)

村上海賊の娘(三) (新潮文庫)

村上海賊の娘(四) (新潮文庫)

村上海賊の娘(四) (新潮文庫)

アイデアの発想力を最も効果的に鍛えるたった3つの方法【クリエイティブ】

アイデア

あなたの周りに、1人は発想力に長けている人がいるはずだ。

例えば、難局を一気に打開するアイデアを提案したり、みんなが飛びつくようなキャッチコピーを思いついたり、新しいビジネスアイデアで起業したりする。
身近な人でなくとも、面白い映画を撮ったり、小説を書いたり、写真を撮ったりする著名人も、たった1人の斬新なアイデアから創作物は生まれている。

こういった人たちを真似しようと思っても、実はかなり難しい。
世の中には、「奇をてらった発想をすること」「ゲームのように楽しめ」等と色々なアイデア発想術を書いている記事や書籍を見かけるが、書かれていることを真似できるようなら苦労しない。(真似できないような漠然とした方法が書かれているばかりだ)

しかし、アイデアを発想できる人は、ほとんどの場合において特別な人ではない。
アイデアを発想する土台があり、アウトプットすることが得意なだけなのだ。逆に言えば、アイデアを発想する土台を作り、アウトプットすることを磨いていけば、アイデアを発想できる人になるという訳だ。
これを突き詰めていくと、実は「たった3つの方法」を実践することでアイデアの発想力を高めていることができる。

今日は、アイデアの発想力を高める「3つの方法」について紹介する。

その1:発想力を発揮したい領域を明確にする

「仕事での発想力を高める」「将棋での発想力を高める」「写真を撮る発想力を高める」等、発想力を発揮した分野は、どの領域であるのか明確にする必要がある。

時間は有限であり、人間の能力も有限である。
その中で、効果的にアイデアの発想力を高めていこうとするには目的を明確にする必要がある。
自分と関係のない領域の発想力を鍛えても誰の得にもならない。

その2:T字による大量インプットを実践する

T字とは、①発想力を発揮したい特定の分野についてはとことん深堀すること、②関係ない領域についてはできるだけ幅広い知識を身につけること、を表している。

アイデアを「0」から思いつくことは無理だ。どんな人でも、何かと何かの組み合わせや、他の領域への転用によって発想している。
ということは、持ち合わせている知識の量が多ければ多いほど、組み合わせの種類も多いし、転用の可能性を探る範囲が広い。
かといって、世の中のあらゆる情報をインプットすることは不可能である。

まず、発想力を発揮したい分野の情報を大量にインプットしよう。相当専門的でマニアックなレベルまでインプットを蓄えよう。その道のプロと対等に意見交換できるレベルまでインプットするつもりで、あらゆる本を読もう。これが全てのベースとなる。(動画でもインターネットでも良いが、やはり良書に触れることが一番効果的だ)

そうした上で、横方向にあらゆる分野の情報にアクセスしよう。
全く関係のない分野で良い(むしろその方が良い)。漫画を読んだり、映画を観たり、とにかく自分の興味のあるものに触れて、自分の中に取り入れていく。
この時の助言として、「今までに感じたことのない感動」をいかに体験できるか、ということがインプットの質に大きく関わってくるということだ。僕の個人的なお勧めになるが、今までに行ったことのない地域への旅行(特に、思うように言葉の通じない海外旅行)に出掛けることだ。

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

その3:継続的にアウトプットする

いくら大量に情報をインプットしても、アイデアとして発送できなければ自己満足で終わってしまう。当初の目的とした「ある領域」におけるアウトプットを継続的に行う。アウトプットを繰り返し行うことで、アイデアの発想力が鍛えられていく。

お勧めは、線の無い白紙のノートだ。
その時に発想したいテーマについて、とことん考え、考えたことをノートに書き出し、最終的なアイデアを作っていく。
当然だが、テーマは当初設定した領域の範囲であれば、ビジネスアイデアでも、キャッチコピーでも、小説でも何でも構わない。そして、そのテーマを考えるのであれば、どんな分野の情報と結びつけても構わない。ここで大切なのは、アウトプットの目的は見失わず、思考する範囲に制限を設けないことだ。言葉で説明すると容易な言葉になってしまい本意が伝わりにくいのだが、何百回も何千回も繰り返してアウトプットする内に、アイデアを発想するクセのようなものがついてくるはずだ。

アイデアは天性のものではない。
大量のインプットと、大量のアウトプットによって創造される。

名勝負師の価値観に触れることのできる良書【決断力(著:羽生善治)】

決断力 (角川oneテーマ21)

本書は、神経を削る「決断」を数多く下し続けてきた将棋界の偉人、羽生善治が書いた新書だ。
今さら羽生善治を語る必要はないと思うので詳細な経歴紹介は割愛するが、史上初めて7つの永世称号を保持するなど、その経歴は飛びぬけている。

<以下、Wikipediaから引用 >

1996年2月14日、将棋界で初の7タイトル独占(1996年当時のタイトル数は7)を達成。
8タイトル(2017年9月現在)のうち、竜王と叡王を除く6タイトルでの永世称号(永世名人(十九世名人)・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世棋聖・永世王将)の資格を保持(いわゆる「永世六冠」)。さらに名誉NHK杯選手権者の称号を保持しており、7つの永世称号の保持は史上初。
通算優勝回数153回、公式戦優勝回数142回、タイトル獲得98期、タイトル戦登場130回、同一タイトル戦25回連続登場(王座)、同一タイトル獲得通算24期(王座)は歴代単独1位、一般棋戦優勝回数44回は大山康晴と並んで歴代1位タイの記録である。また、非タイトル戦優勝回数55回、非公式戦優勝回数11回、最優秀棋士賞21回、獲得賞金・対局料ランキング首位22回も歴代1位である。
羽生とほぼ同じ年齢にトップクラスの実力者が集中しており、彼らは「羽生世代」と呼ばれる。

将棋でもスポーツでもビジネスでも、どんな道でも徹底的に突き詰めていくとメンタルコントロールに行き着くと思っている。
そして、本書「決断力」でも、集中力の継続のさせ方、感情のコントロールのさせ方等、羽生さんが真剣勝負の中で見出した「勝負に挑むための勘所」のようなポイントを、羽生さんの視点で書かれている。

要するに、本書は「将棋を指す人」や「羽生ファン」に向けた本ではなく、勝負の世界で生きる人の価値観を感じたり、また自分自身が生きていく中で多くの決断をするための参考にするために読む本である。
特に、仕事でも趣味でも、本気で打ち込んでいる何かがある人ほど、羽生さんの考え方が響くだろうし、必ず何かしら新しい発見があるはずだ。

「勝つ」ことよりも「道を究める」欲求が強い

読んでいて一番響いた件だ。
将棋を指している時、相手がしょうもない手を指すことが癪に障るらしい。相手がしょうもない手を指すということは、その綻びから「勝利」に繋がっていくのだが、そんなことよりも「しょうもない手によって今までに気付けなかった手や可能性に気付くことができなくなることに強い憤りを感じる」ようだ。
大局が終わった後の振り返りでも、その「しょうもない手」を指摘してしまうらしい。

勝ちにこだわる将棋は、将来的にはマイナスになりかねない要素でもある。勝つことだけを優先していると、自分の将棋が目の前の一勝を追う将棋になってしまう。
勝負に勝つことは、企業でいえば目先の利益である。目先の利益も大事だが、先行投資的な研究もしなければならない。

こういった価値観は、何かを極めようとする人に共通の価値観なのかもしれないが、将棋で生計を立てる人にとって「勝ち」というのも重要な価値を持っているはず。
しかし、目先の勝ちよりも、もっと先の可能性や高みを求めるという、絶対的な価値観を持っているからこそ、自分自身の将棋がブレずに、そして誰よりも高い場所まで行けるのだろう。

知識ではなく知恵

現代では、インターネットの普及によって膨大な情報にアクセスすることができる。
羽生さんが生きている将棋の世界も同じで、インターネットを活用することで多くの棋譜を読んだり、多くの棋士の指し方を見ることが出来る。
これは将棋の世界に限ったことではなく、ほとんど全ての事柄に当てはまることだ。

本書においても、情報に溢れる環境の中でどう生きるかについて触れられている。

全部分析していたら時間がかかり過ぎるし、そこにアイデアや見解をつけ加えなければ、役に立たない。
私はパソコンで知った情報は、「その形にどれぐらいの深さがあるか」で、研究するか、しないかを決める。「これは半年もすれば通用しなくなるな」と思えば、それまで。「これは深く掘り下げる余地がありそうだ」と感じられれば、将棋盤に実際に駒を並べて分析・研究を進めていく。
生きた情報を学ぶのにもっとも有効なのは、進行している将棋をそばで皮膚で感じ、対戦者と同時進行で考えることだ。

ただ全ての情報にアクセスしても差別化はできない。いかに価値のある情報を見抜くか、それをいかに自分用にアレンジするか、どれだけ臨場感をもって自分のものにできるか等、情報に対する考え方についても改めて整理されている。
言われれば至極当然のことのように感じるが、実践するのは難しい。


これを読んでいて、あるプロゲーマーの話を思い出した。
そのプロゲーマーは、格闘ゲームで勝負を競い合う所謂e-sportsの世界で生きているのだが、全ての情報を理路整然と分析して「マシン」のように戦い、価値を積み上げていった。周囲からは「つまらない」と揶揄されながらも、論理的に「勝つ」ということだけに拘って勝ち続けていった。
ところがある時、新参のプロゲーマーに負けてしまう。そのプロゲーマーは、戦いの中で「マシンの戦い方」を見抜き、柔軟に戦い方を変えていったのだ。
負け知らずだったプロゲーマーが取った行動は、格闘ゲームとは関係の無い、あらゆる偉人たちの本を読んで勝負に関する考え方や価値観を取り込み、実際に武術を習うことによって戦う人の精神を学んでいった。
こういった取り組みによって、一段上に上り詰めたプロゲーマは、誰もが認める世界チャンピョンの座についている。そして、今でもさらなる高みを目指し続けているという。

これはあるテレビの特集だったのだが、観ていてとてもカッコよかった。
そして、羽生善治の「決断力」に書かれている精神論と多くの共通項を見た気がした。
真剣勝負に生きるということは、知識を知恵に変えていくということなのだ。

まとめ

本書には共感できる箇所がとても多い。
「波を作ることはできないが、波に乗ることはできる」「直感の7割は正しい」「才能は一瞬のひらめきではなく、何十年も同じ情熱を傾けることができること」等、読んでいてなるほどと思えることが多々ある。

こういった言葉は、誰かの受け売りではなく羽生さんが真剣勝負の中で実感したものだからこそ、重みがあり説得力がある。(似たような自己啓発所は多くあるが、やはり薄っぺらいものが多い)

本書を読み終わると、何となく羽生さんの言いたいことが分かった気になるのだが、本当の意味で羽生さんの言いたい事を理解できる時は、きっと自分自身が何かに「真剣」に打ち込み、その結果として自分で気付いた「何か」が、羽生さんの言っていることと一致した時なのだろうと思う。
そういった意味では、本書が持つ本来の価値を実感できるのは、まだまだ先だろう。

決断力 (角川oneテーマ21)

決断力 (角川oneテーマ21)